少し前に、#niziproject のプロデュースで注目された、J Y.Parkさんの記事の中にこういう言葉がありました。
「過程が結果を作って、態度が成果を生む」
この、”態度が成果を生む”という言葉が、僕はトレーニング指導を行う際のキーワードのように感じています。
「過程が結果を作って、態度が成果を生む」ということについて考える
このJ Y.Parkさんとは別に、アメリカのあるフットボールコーチが同じようなことに気をつけて、選手にコーチングをしているということを思い出しました。
そのコーチがコーチングの際に重要視しているのは、”attitude=姿勢”だというのです。
そのフットボールコーチも長年、高校世代のコーチを行い、優秀な成績を出されていましたが、優秀なコーチングを行うこの2名の方が、”態度や姿勢に人の考えが出てきて、それが結果に繋がる”といったことを表現方法は違ど、同じような考えでコーチングされているところに、一つのヒントが見えてくるように思います。
この分かりやすい例として、僕がすぐに想像したのは、ボディビルドしている人たちです。
最近、Instagramでも、ボディビルドしている人たちの投稿が多くみられます。この人たちに対し、ネガティブな意見を持つ方は、「どこ目指しているの?」とか、「脳ミソまで、筋肉になったのか?」とか仰り、少しdisっているように思いますが、僕はそのように思いません。
というのも、「身体をしっかりと鍛え、節制し、自分の求める姿を作り上げていく」という過程、そして、その結果には、その人たちの姿勢、態度がまさに現れているのだと思っています。
食生活含め、私生活の節制とともに、厳しいトレーニングを積み重ねた人たちだけが、素晴らしい肉体を手にすることができます。つまり、そのような状況に耐えうる精神力、姿勢、態度の持ち主こそ、ボディビルドをしている人たちなのだと思います。(僕には到底真似できません・・・)
そして、これは、アスリートも同じだと思います。
アスリートも、ボディビルドをされる方同様、体育会系と馬鹿にされることや、おバカさん的な扱われ方をしてしまうことが多いです。
しかし、本当にそうなのでしょうか?アスリートも、ボディビルドの人たち同様、自分のパフォーマンスを発揮するため、成果を出すために、日々の練習や、トレーニングをコツコツ積み重ねながら、見えない努力を重ねています。
そして、この積み重ねの週間こそが、自身の態度、姿勢を律さないと、できないことなのです。
トレーニングで、心を鍛える
つまり、トレーニングで鍛えられるのは、身体だけではないということです。身体を鍛えるという過程を経て、自分の目標達成を成し遂げるためには、それ相応の姿勢、態度を求められるのです。言い換えると、姿勢、態度を改めない限り、望む結果を手にすることは難しいということです。
だからこそ、より明確な目標、達成可能な目標設定を行い(以前のブログ)、実現できるように行動を起こしていく必要があると思います。それこそが、姿勢、態度を改善させ、結果として、望む成果や結果をもたらしてくれるのだと思います。
トレーニングするだけで、理想の肉体や理想のスキルを手にするだけでなく、理想の姿勢や態度を身に付けることができる可能性があるって考えると、トレーニングをやらない理由はないですよね笑
トレーニングで経営安定・・・!?
トレーニングが、身体だけでなく、姿勢や態度を変え、心にも良い影響を与えるということについて記載してきました。これに加えて、もう一つ、僕が考える大きなメリットを紹介します。
それは、トレーニングを行うことで、経営が安定するかもしれない・・・ということです。
その大きな理由は、逆算にあります。
トレーニングは目標からの逆算で、計画を立て、それに基づき、日ごと、週ごと、月ごと、年ごとの目標設定をして行きます。目標に対して、今、何をすべきか?ということを明確にして、それを数値化したり、プログラムに落としこだりしていくのです。
これって、お金の計算、つまり、経営でもそうですよね??
売上目標、集客目標を決め、それに基づき、計画を立て、日ごと、週ごと、月ごと、年ごとの目標設定を行っていきます。その上で、日々、行動を起こし、その結果、どういう成果、結果を得ることができたのかを振り返る。
振り返った結果、改善すべきところ、継続すべきところを明確にし、そして、次の行動へと繋げていく。おそらく、経営をする上ではもちろん、会社勤めでも同じことだと思います。
でも、こういうことに対して苦手意識があったり、避けてしまっている経営者の方がいたら、一度、トレーニングを本格的に行ってみたらどうか?と思うわけです。
苦手意識はなくても、より経営を向上させていくために、何かを始めないといけないと思われているような方で、トレーニングを行っていない経営者の方がいらっしゃったら、ぜひ、初めてみてはどうでしょうか?
参考までに、、、、
東京でトレーニング指導をしているとき、ある経営者の方のトレーニング指導を行っていました。そのときに仰っていたのは、「学生の時みたいに身体に負荷をかけることがなくなったから、こうやってトレーニングして負荷をかけることで、精神的にもプラスの効果があるんだよね」ということでした。
まさに、トレーニングを行い、継続することは、上記した、姿勢、態度を作るということにも繋がりますし、経営者として一番重要な”健康な身体”、”健全な精神”をしっかりと手にすることに繋がるのではないでしょうか?
経営者が実感してこその福利厚生
経営者であれば、自身の健康はもちろん、従業員がいらっしゃる方は、従業員たちの健康を気にされている方も多いのではないでしょうか?
そのために、社内に、マッサージルームを作ったり、トレーニングジムを作ったりするなど、福利厚生を充実させている企業も多いのではないでしょうか。でも、ここに落とし穴があります。
ただ作るだけでは、社員は使わないのです。マッサージできますよ、トレーニングできますよ!と言ったところで、それに必要性を感じないと行動には移れません。それこそ、トレーニングという主体的に始めないといけないことであれば、尚更です。
トレーニングジムを作り、主体的にトレーニングができるのは、一部の人たちだけです。それこそ、20%程度の社員だけかもしれません。残り、80%のうち、20%は健康そのものに興味がないと仮定し、残り60%の大多数の社員の人たちは少し気にしているけど、やり方がわからない・・・と言ったことで挫折してしまうわけです。
これ、トレーニング初級者であれば、誰しもが通る道なのです。だからこそ、経営者自身がまず、トレーニング初級者として、トレーニングをスタートしてみる、その上で、継続することの難しさなどを実感してみる。それでも、なんとか、継続してみて、自分自身が効果を感じたのであれば、そのために必要な施設はもちろん、ソフト面としてトレーニング指導をするスタッフを構える。などの対応を取っていくべきでしょう。
そうすれば、社員の満足度も向上することはもちろん、定期的な運動習慣、トレーニング習慣を維持することができ、健康を維持することができ、それが仕事の効率にも繋がり、社内の生産性も向上していくのではないかと思います。
それこそ、コストを抑えたい場合は、トレーニング器具の導入は先送りし、少し大きめの会議室に、人を集めて、オフライン/オンラインでグループトレーニングを初めてみても良いかもしれません。
そうやって、知恵を絞りながら、テクノロジーをうまく活用しながら、経営者自身の健康はもちろん、社員の健康に気遣いながら、会社の経営も健康にしていくことができればいいのではないかと思います。
まとめ
今回、トレーニングを行うメリットして、身体を鍛えるだけではないことについて記載してきました。前半は、トレーニングが心(姿勢や態度)に与えるメリットについて。後半は、トレーニングの身体、心へのメリットを経営に活かすメリットについて。
ちょっと乱暴なまとめ方にはなりましたが、トレーニングが与える影響は大きいということを少しでも理解していただけると幸いです。
トレーニングを行うメリットとは、
■姿勢、態度といった心(精神面)を鍛えることができる
■目標設定→計画→実行のプロセスから経営にも役立てることができる
■経営者にとって、自身の健康、社員の健康、会社の健康に役立てることができる
という3つのポイントが挙げられます。
ぜひ、トレーニングをはじめようと思っている方、経営者の方、そして、会社の総務部の方達は、
トレーニングというツールを有効活用し、自身の健康に役立ててください。
最後に
僕は、トレーニングコーチとして、プロアスリートのトレーニング指導をメインに、これまで、10数年間行ってきました。
と同時に、企業に勤務し、福利厚生を体感してきました。僕が勤務した会社は、非常に福利厚生が充実し、経営者自らの体験をベースに作られてきていたことを、今になって強く感じます。しかし、それとは別に、その肌感覚がないまま、施設を作り、そして、相談業者に言われるままに作ってしまった福利厚生は、結果として、社員が活用しにくいものであったり、意味のないものになってしまい、コストだけが垂れ流しになってしまう可能性があります。
働き方、生き方について、様々な意見が飛び交う時代だからこそ、会社という一つのコミュニティにおけるニーズをきちんと拾い上げ、それに相応しい対応ができれば、会社としての生産性も向上していくと思います。
その一つのツールとして、トレーニング指導や運動指導を有効活用していただき、健康に寄与することができれば良いなと、僕自身は考えています。
そして、自分自身の企業勤務経験、そして、トレーニングコーチ、トレーニング指導者としての経験を活かし、企業向けのオンライングループトレーニングというサービスも準備しております。
トレーニング器具などの導入にすぐに踏み切れない企業の方は、まず、指導する人を揃え、継続させていくことでも、随分と違うのではないかと思います。
気になる経営者、企業の方は、こちらをご参照ください。
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