よく、トレーニングコーチとして、学び続けなければならない…的なことを目にしますが、学びって義務でも何でもなくて、知りたいっていう好奇心や興味が先だろうと、僕は思うんです。義務感とかではなく、好奇心や興味関心を無くさない生き方や人生を選択すればいいんじゃないかなと。
1ヶ月ほど前、上記のような内容のことをふと考えました。何となく、自分の中で整理できているようで、整理できていない感覚があり、整理してみました。
行き着いた先は、【幸せな人生を送るために、学ぶ】ということでした。それが学ぶことの目的であり、意味だと、現段階では考えています。
学びは義務感ではない
1ヶ月ほど前に、上記のような内容のツィートをしました。というのも、割と、SNSなどで、「指導者は、学び続けなければならない」といった内容を目にすることがあり、僕の中では、そのことが少し引っかかっていたからです。
「学び」って、義務感とかではなく、好奇心や興味関心があるからこそ、「学びたい」って思うわけだと僕は考えているからです。つまり、好奇心や興味関心が強く持てること=「楽しいこと」と思うので、楽しいことや、楽しいと思えることをやるのだから、義務感みたいな表現は違うような気がしていました。
そのようなことを踏まえて、「学び」とは、”自分が楽しいこと”であったり、”自分がやりたいこと”に行うことなのではないかと思いました。そして、”自分が楽しいこと”や、”自分がやりたいこと”という目的意識を持つことが、「学び」の上では非常に重要なことなのではないかと考えています。
なりたい自分になるための学び
上記のようなことを考えていると、「学ぶこと」って、楽しいと思うことや、自分がやりたいことをやればいい、と僕は思いました。しかし、ここでも、引っ掛かりがありました。それは、「学ぶことが楽しい」ことと、「楽しいことを学ぶ」のでは、意味合いが違うということです。
「学ぶことが楽しい」とはどういうことなのか考えてみました。この言葉の意味合いとしては、「学ぶという行為自体が楽しい」ということになると思います。つまり、知らないことを知ることができたり、興味があることを知ることができるからなのだと思います。
でも、これ、何だか、僕はしっくりときませんでした。なぜかというと、学ぶということ自体が目的化していているような気がしたからです。
一方で、「楽しいことを学ぶ」ということは、「自分が楽しいと思うことを学ぶ」という意味合いになるとも思います。つまり、楽しいことをもっと楽しく感じたい、楽しい生活、人生にしたいからこそ、そうなるのかなと考えました。
とはいえ、何とも感覚的で説得力に欠けるなと自分でも感じてしまいました…。そして、色々と調べていると、なるほど!と感じるものが見つかりました。【マズローの法則】です。
マズローの法則から考える
答えのない迷宮に迷い込んだみたいになりそうでしたが、【マズローの法則】から、出口が見出せました。ちなみに、【マズローの法則】については、ご存じの方も多いとは思うのですが、簡単に説明すると、「人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されているとする心理学理論」です。
このマズローの法則に、今回のテーマである「学び」を当てはめていくと、楽しいことや好きなことを学ぶ、というものは、生理的欲求という位置づけかと思います。そして、徐々に目的意識を持つことにより、その欲求が醸成されていき、もう一つ上の欲求を持つようになり、学ぶこと自体の位置づけが変化していくように思いました。
つまり、「楽しいことを学ぶ」ことにより、自分が楽しいと思ってやっていることが人や社会の役に立つ存在になっていける、、、だからこそ、そのようになりたい!そのような自分になる!という自己実現の意志を強くしていくことができるのだと思います。
まさに、【なりたい自分になるための目的意識】です。
幸せを価値基準とした生き方
漫画:キングダムで、嬴政(えいせい)が王騎(おうき)とのやりとりの中で、「俺が目指すのは、中華の唯一王だ!」というシーンがあります。これは、500年続いている戦国時代を終わらせるという目的のために発している言葉です。
この嬴政(えいせい)の言葉からも強烈な目的意識を感じます。戦国時代を終わらせるという目的のために、彼は中華の唯一王になると話しているわけです。
つまり、なりたい未来、成し遂げたい未来があり、そのために、必要な手段、効果・効率的な方法を選択しているだけ、というわけです。僕がこのブログで伝えたかったことはこのことです(笑)
今回、テーマにしてきた【学び】に関しても同じだと思うのです。自分がどのような未来にしたいのか?成し遂げたい未来は何なのか?ということが明確になれば、それに必要なことを学ぶという発想になると思うんです。このちょっとした部分のかけ間違いが起きると、手段や方法ばかりを貪ることになるのではないでしょうか?
きっと自分が期待する未来は、【幸せな未来】だと思います。今よりもより良い未来を夢見て、そのために、必死で考えて、必死に取り組んで手に入れようと思うのだと思います。つまり、自分自身の【幸せを価値基準とした生き方】を模索していくことこそが、学びの源泉なのではないかと僕は思います。
トレーニングコーチとして学ぶことの意味
ここまでの話を踏まえて、トレーニングコーチとして学ぶことの意味も理解しやすくなったのではないかと思います。
つまり、自分自身がなりたい姿や、成し遂げたい未来、という幸せを価値基準として生きるという目的が明確であるからこそ、そのために必要な手段や方法を学ぶことの意味があるわけです。その目的が明確でなければ、ただ、漫然と手段や方法を学ぶことになり、学んでいる自分自身に陶酔するだけになってしまう可能性さえあります。
それでは、なりたい自分や成し遂げたい未来に近づくことはできないでしょう。なりたい自分や成し遂げたい未来という目的が明確になっているからこそ、具体的な行動、つまり、必要な手段や方法の取捨選択ができるのだと思います。
自分が進みたい方向が理解できているからこそ、うまくいかなくても、軌道修正ができたり、次の手段や方法を試すことができると思います。そうした行為の連続こそが、僕は、【学び】であると思います。
【学び】はなりたい自分、成し遂げたい未来に向かって行う行動なのだと僕は考えています。
まとめ
今回は、なぜ、学ぶのか? なぜ、学びたいのか?を考えてみました。記事内で、僕の中では、【幸せな人生を送るために、学ぶ】と結論づけましたが、数年すると違う!と思うかもしれません。しかし、現時点で、僕が学ぶ理由は、幸せになるため、なりたい自分、成し遂げたい未来にしていくために学ぶということです。無目的に学ぶのではなく、目的意識を明確に持つことで、きっと結果は異なると、今は信じています。
ー 学びは義務感ではない
ー なりたい自分になるための学び
ー マズローの法則から考える
ー 幸せを価値基準とした生き方
ー トレーニングコーチとして学ぶことの意味
最後に
今回は、「学ぶこと」をテーマに記事を記載してきました。僕の妻は、「学ぶことが楽しい」と思う人のようです。そのため、今回のテーマについて少し話をすると、「言いたいことはわかるけど、そんな人生のことなんて考えて学ばないし」、と言われました。
大抵の人がそうだと思いますし、僕自身もここで記載したように、僕が今行なっている全ての学びが自分の人生に繋がると考えて行なっているか?と問われると、自信を持ってYESとは言えないです(笑)しかしながら、学びにしても、何にしても、【目的意識を持つ】ということは意識すべきことかなと思います。
現代社会においては、方法や手段ばかりが目に入ってきます。それは、トレーニング指導業界でも同じだと思います。目的、目標があっての方法や手段という意識を持つだけでも、トレーニング指導の行い方はもちろん、生き方自体も、大きく変わってくるとように思います。ちょっとだけでも、日常の中に、「何の意味があるんだろう?」とか「何でやるんだろう?」なんてことを考えてみてはどうかなと思います。
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