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アスリートの皆さん、時間をもっと大切に!

先日、秋らしくなってきたので、BBQしたい!と思い、家族で山に出かけました。結局、BBQの予約が取れなかったのですが、お弁当を買って、芝生の上に、シートを敷いて食べました。その後、寝転がったり、坂ダッシュしたりして遊んだあとは、近くの温泉で家族風呂を楽しみました。

と、なんでもない、普通の家族の週末の日常のシーンです。でも、こうやって、家族みんなで出掛けて、一緒に遊んだりする時間は、”今しかできないこと”だと、僕は思っています。

というのも、あと数年経てば、子どもの成長とともに、子どもたちは、親の手を少しずつ離れ、子どもたち自身の時間を楽しむようになるでしょう。スポーツクラブに入ったり、習い事なんか始めたりして、それを観に行くということはあっても、こんな感じで贅沢に時間を使うような機会も少なくなるかもしれないです。

さて、前置きが長くなりました。

時間って、有限なんです。1日の時間という単位で見ても、未来に向かっての時間(数年、数十年)という単位を見ても、やはり有限なんです。

1日の時間で言えば、スポーツやゲーム、映画など、あらゆるエンタメが人の時間の奪い合いをしています。人は自分の興味があるものにのみ、時間を費やすようになるでしょう。

そのため、自分の目的が明確になっていない人は、自分の意図に反し、自分の時間を浪費してしまうようになってしまうでしょう。

そして、今日、僕が強調したいのが、未来に向かっての時間の使い方
今後、必ず訪れる未来があり、その未来に向けて、今の時間をどういう風に使うのか?

時間は取り返すことができないものだからこそ、今、やるべきことに費やし、そして、未来に向かって時間を使えるようにした方が良いのではないかと思っています。

ということで、今回は、アスリートの皆さんに向けて、”時間の使い方”についてメッセージを送らせていただき、その上で、今後のご自身の時間の使い方を見直すきっかけにして頂ければと思います。

 

アスリートにとっての時間とは

野球やサッカーは、シーズン終盤。この時期になると、去就報道。契約継続、移籍、解雇、そして引退などの文字がニューズを賑わします。

アスリートの皆さんが、アスリートでいれる時間は限られています。必ず、どこかで、引退する時期が訪れます。息の長いアスリートであれば、15年、20年とプロ生活を送っている選手もいらっしゃます。そしてのその一方で、プロにはなれたものの、数年で、解雇、そして、引退、というアスリートもいらっしゃいます。

競技で違いますが、おおよそ、プロ野球選手の場合、2019年のデータでは、平均選手寿命は、約8年程度、そして、年齢は、28〜29歳となっています。(データはこちら

このデータは、プロ野球の戦力外選手、現役引退選手を対象にした、進路調査のデータです。そのため、厳密に、平均寿命や年齢を表したものではありませんが、このデータを参考に考察できると思いますので、今回は活用しました。

20歳くらいで、プロ入りし、30歳を前に、引退を余儀なくされてしまうという現状。つまり、この期間で、しっかりと結果を残し、そして、金銭的にもきちんと稼いでいかなくては、将来に対する不安は大きくなってしまう・・・という訳です。

つまり、この8〜10年という時間を、どう過ごすか?ということが、非常に重要であり、ただ、何となく、時間を浪費してしまっていると、”引退を迫られた時”に、慌ててしまうわなくてはいけなくなる・・・ということなのだと思います。

ということで、今回は、アスリートにとっての時間の使い方ということで、3つのポイントを挙げて考えてみたいと思います。

① 競技成績を出すための時間の使い方

これが、一番、重要ということは、皆さん、ご理解頂けるかと思います。その上で、アスリートの皆さんは、1日24時間、どのように使って、生活されていますか?もちろん、多くのアスリートが、「競技成績を上げるためだよ!」「パフォーマンス発揮するために使っているよ!」と答えられると思うのですが、今回は、あえて、確認してみましょう。

左の円グラフは、1日24時間の使い方の例を示しました。(あくまでも参考としてですので、このような時間でないこともあると思いますが)

この場合、練習は、前後の移動や準備や個人練習などを含め、5時間としました。

トレーニング(いわゆるウェイトトレーニング)は、練習とは別に2時間程度。

ケア(マッサージなど)も、トレーニング同様、2時間程度。休養として、重要な睡眠は、8時間程度と確保した場合、1日において、7時間程度の時間ができます。

ここから、朝昼晩の3食、感触などのを含めて、食事をしている時間を4時間程度と仮定すると、残りの約3時間が、自分の時間であったり、家族との時間であったりするのかなと思います。

こうやってみてみると、アスリートにとって、時間が本当に貴重であるということがわかると思います。だからこそ、1日24時間の使い方を考えることはもちろん、それぞれの時間を効率的、かつ効果的に使う必要があるということなのだと思います。

それぞれの時間において、自分がコントロールできること、つまり管理できることに目を向け、その時間を最大限有効活用していきながら、自身のパフォーマンスに活かしていく必要があるでしょう。そのために重要なことは、それぞれの行うべきことの「目的を明確にする」ということだと僕は考えます。

例えば、自主練習をして、その目的が不明瞭だと、自身のスキルアップには繋がらないでしょう。そのため、コーチからやれと言われているから・・・という曖昧な理由、受け身的な理由で、何となく、やってしまっているという状況は避けなくてはいけません

「なぜ、この練習を行うのか?」「なぜ、このウェイトトレーニングを行うのか?」「なぜ、このケア、この食事なのか?」などなど、自分自身への”問い”をきちんと持ちながら、それに対する”答え”としての行動を起こしていく必要があるように思います。

そのため、アスリートは自分のことをサポートしてくれるスタッフに、「なぜ、これをやるのか?」ということを確認していく、もしくは、「〇〇という自分になりたいから、サポートして欲しい」というように、自分自身がやるべき目的や課題を自分で明確にした上で、協力してもらうようにしていく必要があると思います。

そうすることで、能動的な行動を起こすことができることはもちろん、課題に直結した努力を積むことができるのではないでしょうか?

結果として、1日24時間の過ごし方が大きく変わることはもちろん、時間に対する意識も随分変わってくると思います。

 

② 未来への時間の使い方

上記したように、アスリートがアスリートでいられる時間が限られています。必ず、どこかのタイミングで、”競技を引退する日”がやってきます。そのときに、不安に陥ってしまわないように、現役時代から、少しずつ未来志向の時間の使い方を行っていく必要があるでしょう。

現役引退後に、まず、一番、不安になることはなんでしょうか?これは、アスリートだけでなく、僕のようなトレーニングコーチ など、チーム所属、個人アスリート専属のサポートスタッフも同じだと思いますが、「次の仕事があるか?」ということ。つまり、「経済的な不安」だと思います。

この点は、僕のように、会社に雇用されているトレーニングコーチという立場から、独立起業するような場合も同じです。次のステップに進むときに、その一歩を躊躇させるものが、この「経済的な不安」であると言えます。

では、この「経済的な不安」の解消のためにはどうすれば良いのか?それは、以下の通りかと思います。

■ 自分の今の生活にどのくらい費用がかかっているのかを知る
■ 無収入でも、どのくらいの期間、生活ができるかを知る
■ 次の仕事でどの程度、稼ぐことができるのかを知る

ということを、「知っておく」だけでも、随分と経済的な不安は解消されると思います。

 

経済的な不安がある程度、解消されれば、次は、自分が「次にやりたいことは何なのか?」ということをとにかく突き詰めることだと思います。

実は、この作業が一番重要だと僕は考えます。というのも、前職でも周囲には、元プロアスリートの従業員がいました。ここを突き詰めないまま、仕事を始めると、自分のイメージとは異なり、仕事自体が苦しくなっていってしまいます。

ただでさえ、アスリート時代とは時間の使い方も異なってくるのですから、「自分がやりたいこと」「自分の価値を最大化できること」をしっかりと探していくことが重要だと思います。

僕が個人的に思うのは、アスリートは、自分のやりたいことで、起業した方が良い!と思います。プロになれるアスリートは一握りです。プロアスリートの皆さんは、その一握りの層になれるだけの努力ができる素質があります。この部分が、仕事を行っていく上では、非常に重要です。だからこそ、競技と同じくらい、自分の心身を傾倒できるような仕事を探していくことが重要だと思います。

「自分がやりたいこと」「自分の価値を最大化できること」を探していくために必要なことは、外の世界に触れる!ということだと思います。以前のように、競技だけに専念しておけば良い!という時代は過ぎ去りました。アスリートでいる時代から、その立場を思う存分活用して、どんどん、ビジネスにチャレンジしたり、社会貢献活動を行ったり、そこまではできなくても、自分が興味があるものを探して、いろいろな刺激を受けると良いと、僕は考えます。

幸い、現在では、オンラインコンテンツが充実し、いつでも、どこでも、学ぶことができます。遠征先や練習場への移動時間、上記した1日の自分が活用できる約3時間の使い方を工夫していくことで、競技以外の世界を知ることができるはずです。

そして、こういった時間の使い方は、自分自身の考え方、思考をも変えてくれるはずです。アスリートの世界でも、ビジネスの世界でも、うまく行っている人たちの考え方は、共有していることに気づくでしょう。そして、自分自身も刺激を受け、そのような考え方、思考になっていけば、きっと現役時代においてもメリットの方が大きいはずです。

 

アスリートを引退した後に、「自分がやりたいこと」「自分の価値を最大化できること」は何か?ということをしっかりと深堀して、現役時代から考えていくことは、「未来への時間の使い方」に繋がります。

引退後にやりたいことを探すために、ビジネススクールに通う、レストラン、カフェ巡りをしてみる、旅行をしてみる、などなど、これら全ての時間の使い方が、未来への時間の投資であり、非常に前向きな時間の使い方になります。

今までも、目的なく、何となく見ていたyoutubeや動画コンテンツも、特に気にせず入店していたレストランやカフェも、適当に組んでいた旅行プランも、全てに、目的が生まれてくることでしょう。

そうすると、それらの行動は全てが未来に通じ、そこで得た刺激がきっと未来の自分を助けてくれることになると思います。

 

ちなみに、僕が、一番影響を受けたプロアスリートは、海外遠征の機会を使い、引退後のことを考え、宿泊先、そしてレストラン、カフェなどを選んでいました。その分の費用はかかってしまいますが、引退後、同じような勉強をするために、海外に足を運ぶよりも、現役時代から先を見越して、時間を使うことで、金銭的にも、時間的にも、後々にメリットを受けていたことは言うまでもありません。

未来への時間の使い方」このポジティブな時間の使い方を頭に入れて、今の時間を過ごしてみるだけでも、あなたの未来が大きく変わるように思います。

 

③ 今をしっかりと生き抜くための時間の使い方

ここまで、1日の時間のどう使うのか?そして、未来に向けてどう時間を使うのか?と言ったことについて、記載してきました。時間の使い方って、大事だよな!と、少しでも感じて頂けていれば嬉しいです。

ここまでの2つのポイントから、導き出されることをは、「今をしっかりと生き抜くための時間の使い方」こそが非常に重要だと言うことです。

つまり、現役時代であるからこそ、アスリートとしてトライできることを、しっかりとやって欲しいと思います。それは、競技において、本当に、やるべき準備をして、試合、練習に臨めているのか?ということであったり、海外挑戦や上のカテゴリーへのトライなど、現状からすると、アスリートとして少し難しいなということにトライしていけるような準備を、毎日行っていって欲しい?ということです。

アスリートでいる時間は限られています。だからこそ、その時間で、これまでの自分の人生で一番輝いていたと言えるような時間を過ごして欲しいと思います。一生懸命、輝く努力をしたり、輝き続けるための努力をしていれば、きっと未来においても、同じように光り輝くことができると思います。

そして、そんなアスリートは、引退してからも、多くの人にとって、魅力的な存在であり続け、きっと未来においても、あなたを助けてくれるはずです。

 

あなたは、「今」をしっかりと生き抜いていますか?

もし、できていなければ、どのように考え、どのように時間を使えばいいでしょうか?

その答えは、全てあなたの手の中にあります。

 

まとめ

今回、アスリートの皆さんに知っていて欲しい「時間の使い方」ということについて、記載してきました。時間は取り返すことができないものだからこそ、今、やるべきことに時間を費やし、現役時代を光り輝くものにして欲しいと思います。そして、その上で、引退後の未来に向けての準備として、未来へ向けた時間の使い方をしていって欲しいと、僕は考えています。

<アスリートの知っていてほしい時間の使い方の3つのポイント>

① 競技成績を出すための時間の使い方

② 未来への時間の使い方

③ 今をしっかりと生き抜くための時間の使い方

これのポイントをしっかりと抑えて、現役時代を過ごすことができれば、きっと引退後の未来においても、光り輝き続け、多くの人にとって、大切な存在であり続けることができると思います。

 

最後に

今回、「時間」ということについて、記載してきました。時間は有限であるからこそ、ただ何となく浪費してしまわないようにしたいです。

しかし、現在のライフスタイルでは、知らず知らずのうちに、「浪費」させられてしまうようなコンテンツが山ほどあります。様々な情報が、目の前を通り過ぎては消えていき、どの情報を選ぶのか?という情報の取捨選択が非常に重要になってくる時代だと言えるかなと思います。

だからこそ、大切なのは、「あなた自身の意志」なのだと思います。その意志こそが、あなたの行動を決め、あなたの未来を作っていくのだと思います。

どういう人間でいたいか、どういう人生を歩たいか、といったことを、真剣に自分の頭で考え、そのための行動を日々行っていくことが非常に重要なのだと、僕は思います。

僕がアスリートの皆さんの未来のための時間づくりのお手伝いができるとすれば、トレーニング指導しか、今のところありません。しかしながら、将来的には、アスリートのセカンドキャリアを支援できるようなビジネススクールも開講できればと思っています。

アスリートは、社会にとって大きな財産であると僕は考えています。だからこそ、もっともっと活躍してもらえるように、社会に良い影響を与えてもらえるように、リードしてもらえるようなサポートができればと思っています。

ということで、トレーニング指導をご希望のアスリートはこちらからお問い合わせください。
その他、今後のご相談などを行いたいアスリートはこちらからお問い合わせください。

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