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トレーニングジム経営を始めたい方、必見!!オススメ、トレーニング器具 ep.3

2020年5月末でドームアスリートハウスを退職し、妻の実家のある熊本市で、トレーニングジムを開設。2020年8月中旬に、トレーニング器具が全て揃い、オフラインでのトレーニングも開始することができました。

そんな僕が始めたトレーニングジム。クライアントにアスリートを設定しており、そのアスリートたちのトレーニング指導をする上で、最低限必要なトレーニング器具を揃えよう!ということで、それなりに拘って、取り揃えたトレーニング器具について、ご紹介したいと思います。

前回まで、ep.1(こちら)では、施設選びから、フロアマット選定・設置、スクワットラック選定・設置までをご紹介しました。ep.2(こちら)では、プラットフォーム選定・設置、バーベル選定まで、ご紹介しました。そして、今回は、プレートやダンベル、そして、その他、僕がアスリートをサポートする上で、最低限必要と思い、購入したものをご紹介したいと思います。

目次

⑤ プレート

プレート選びにおいて、僕はバンパープレート一択でした。というのも、前回のep.2でご紹介したオリンピックリフティングを行うことを前提でジムを作ったので、落下させてことを想定していたためです。そのため、いわゆる鉄製のプレートや、鉄をラバーコートしたプレートは、落下時の衝撃が大きいこともあり、最初の段階で除外しました。

鉄のプレートの良さは、バンパープレートのよりも薄い場合が多いということ。また、プレート自体に強度があるので、20kgプレートなどでも持ち手用の穴が空いていることが多く、プレートの脱着が楽にできる利点があるということです。



IVANKO製ラバープレート
(HPから掲載 こちら

 

 

 

上記のラバープレートに対して、今回、THE BASEで採用したバンパープレートは、落下時の衝撃はもちろんですが、10kg、15kgのプレートが、20kg、25kgなどと、プレート直径が同じという点がポイントでした。

主に、床からリフトするデッドリフトやクリーン、スナッチなどのエクササイズを行う際に、プレート直径が違うと、20kgよりも低い重量でスタートすると、開始姿勢が低くなり過ぎてしまうことが多くなります。そのリスクを減らすために、バンパープレート一択で進めてきました。

その上で、前回のep.2でも記載したように、バーベルを全てアメリカンバーベルで揃えたため、プレートに関しても、全て、アメリカンバーベルで揃えることにしました。

そのアメリカンバーベルですが、プレートにも数種類のラインアップがあり、どのプレートにするか、少し悩みました。購入時点で重視したのは、コストです。

その中で、僕が選択したのは、スポーツバンバープレート(カラー)です。

 

まず、スポーツバンパープレートは、ブラックのみと、カラータイプの2種類あります。ブラックのみの方が、数千円コスト的には安くなります。しかしながら、トレーニング指導をする際に、ブラックのみであると、何キロかを都度確認する必要があり、直感的に決めづらいこともあり、僕はカラーを選択しました。

また、以前、女性のトレーニングをしていた際、女性の方から、「プレートが黒だと、ただでさえ、ウェイトトレーニング辛いのに、余計に辛く感じてしまう」との声を頂いており、その声もあり、少しでも楽しくトレーニングしてもらえるようにと、「カラータイプ」を選択しました。

そして、使用した感想としては、まず、プレートの脱着が非常にスムーズ。この点は、これまで使ってきたプレートのどれよりも優れている点だと感じました。

その理由が、上右写真。バーベルを挿入穴部分が丸くなっており、バーベルの脱着が非常にスムーズにできるようになっているのです。これはバーベルのスリーブ部分(バーベルを取り付けるところ)の構造も大いに関係していて、その相性の良さが如実に現れているように思いました。

このこともあり、プレートの脱着のストレスを軽減させるためには、バーベルと、プレートは同じメーカーのものが良いのかなと思います。と同時に、アメリカンバーベルのバーベルとプレートの脱着時のストレスの無さは、これまで経験のない感覚でした。気になる方は、一度体感してみてください。

 

さて、「購入時点で重視したのは、コスト」と上記しました。それは、なぜか・・・。ウレタンプロシリーズプレートを購入すればよかった・・・と思ったためです。

ウレタンプロシリーズプレートは、僕が購入したタイプよりも少し高価格で、コストを重視したこともあり、今回は、2.5kg、5kgのプレートのみウレタンタイプにしました。

やはりウレタンタイプとラバータイプだと、プレートの硬さがちょっと違い、手触り感や落下させたときの跳ね返り感などが、想定したよりも違う印象でした。そのため、少しコストがかかってもここはウレタンタイプにしておけばよかったなと思いました。

とはいえ、今回購入したタイプでの問題なくトレーニングはできています。しっかりと稼いで、新たにプレートを購入する際は、ウレタンプロシリーズプレートを、必ず購入したいと思います。

 

⑥ ダンベル

次はダンベルの購入です。個人的には、オールドスタイルというか、写真のようなダンベルセットの方が好みです。しかし、パーソナルトレーニングジムだとスペースが限られてしまうので、必然的に、可変式ダンベルを購入することにしました。

 

IVANKO製ダンベルセット
(HPから掲載 こちら

 

 

 

 

可変式ダンベルも、各社色々なものがあるのですが、僕は、パワーブロック社製一択でした。やはり、可変式ダンベルのトップブランドということもあり、安全性と信頼からです。

その中でも、僕はウレタン製にこだわりました。こちらもプレート同じように鉄製タイプとウレタン製タイプがあります。鉄製の方がコスト的には安く抑えることができます。

しかしながら、僕がこの2種類をどちらも使用した結果、ウレタンを好んで使用していたこともあり、今回、THE BASEで使用するものも、ウレタン製にしました。

ウレタン製の良い点は、プレート同様、落下させたときの騒音の大きさの違いと、破損するリスクが鉄製よりも少ない印象があるところです。

また、パワーブロック初期は、持ち手のところに、支柱がついていました。この部分は、チェストプレスなどをする際、手首にぶつかることがあり、選手からも、そして僕自身も、結構ネガティブな印象がありました。しかし、この部分は改善が行われ、取り除かれ、今の形状になり、僕が好んでいるオールドスタイルのグリップ感覚に近くなりました。

これらを総合的に判断し、パワーブロック社のウレタン製のダンベルを導入しました。見た目も少し改変され、黒と赤のコントラストが結構カッコいい仕上がりになっています。

 

⑦ その他

ここまでの6つのトレーニング器具で、基本的には、アスリートへのウェイトトレーニングのサポートはそれほど不自由なく行うことができます。

以下で紹介するのは、よりアスリートへ提供するトレーニングの質を向上させるために、僕自身が必要と感じたものを取り揃えました。ぜひ、参考にしてみてください。

・アジャスタブルベンチ

ベンチに関しては、フラットタイプとアジャスタブルタイプがありますが、トレーニングのバリエーションなどを考慮し、アジャスタブルベンチにしました。

これ自体も、コストだけ考えると、ネットなどで安く購入できるのですが、やはり安全性、堅牢性という点で、デメリットが大きいと判断しました。また、アスリートが使用する場合、体が大きかったり、体重が重くても対応できるように、支柱部分の安全性をかなり考えました。

そこで、選んだのが、アメリカンバーベル製のマルチプルアジャスタブルベンチ。アメリカンバーベルには、アジャスタブルベンチ・エコノミーというものもあり、最初はこれを購入しようと思っていました。そのため上記の点に関して、事前に確認したところ、安全性、堅牢性の面でもアスリートが使用するに問題はない。ということを教えてもらい、それを購入する方向で行きました。

しかし、納品の際、色々な問題が生じ、結果として、マルチアジャスタブルベンチに変更。納品して使用してみて、この商品でよかったと思いました。

安全性、堅牢性も兼ね備えるため、やや重いのは仕方ないとして、シート部分の広さが十分にあり、例えば、前職でサポートしていた、2m、100kgを超えるようなアスリートが使用しても、びくともしないようなしっかりとした作りなことはもちろん、シートの広さがあることで、安定性も失われないつくりでした。

特に、インクラインさせる際、支柱が不安定だと困りますが、この点、全く気にならない、素晴らしいベンチだと思いました。

 

・ダンベルマット

ダンベルを安心して落下させるためには不可欠なダンベルマット。意外と取り扱っているところが少ないんです。前職時代は、THINKフィットネスのダンベルマットを使用していました。これは受注生産ということもあり、少し時間がかかりそうなため、好きな感じでしたが、今回は、フィットネスアポロ社を通じて、ザオバ社BULL製のダンベルマットを準備しました。

THINKフィットネスのマットよりも、やや硬めの作りのため、ダンベルを落下させたときの吸収力が少し足りない印象です。しかし、そのために、ダンベルがめり込んで、マットが破損するという心配がない、しっかりとした作りになっている商品です。

パーソナルジムにおいては、騒音や床の凹みなどの防止に必要不可欠な商品ではありますが、上記したように取り扱っているところ自体少なく、低価格の商品は、破損しやすい印象がどうしてもあるため、現状、価格は上がりますが、信頼できるメーカーのものを使用する方が長く使用できるように思います。

 

・メディシンボール

THE BASEでは、ソフトメディシンボールと、ハードメディシンボールを揃えています。重さは、ソフトメディシンボールが6kgハードメディシンボールが2kgと3kgになります。全てドームメディカルで取り揃えました。

主に室内で、近距離で使用することになるため、それらを踏まえての重量を取り揃えました。筋力レベルに応じて変更したり、エクササイズの目的で選択して使用しています。

 

 

 

 

 

・スラムボール

メディシンボールの場合、下に叩きつけるようなエクササイズを、ハードメディシンボールで行うと跳ね返ってきてしまいます。また、ソフトメディシンボールで行うと跳ね返ることはないですが、叩きつけることを想定していないため、縫製しているところの破損の原因などになります。

そのため、叩きつけるためのメディシンボールとして、アメリカンバーベルのスラムボールを揃えました。重さは、6kgと8kgを揃えました。

メディシンボールも同じですが、多くの場合、パワーエクササイズとして使用することが多いので、あまり重すぎない重量を揃えるようにしました。

このスラムボールは、ゴム製なので、力強く叩きつけても破損の心配もなく、安心して使用することができます。

 

 

・ケトルベル

ケトルベルの使用用途は割とたくさんあるのですが、僕は、主に、パワーエクササイズやコアトレーニングにおいて使用することが多いため、16kg、20kg、32kgのケトルベルをアメリカンバーベルで揃えました。

ケトルベルも、最近では様々な種類があり、デザインも多様化しています。アメリカンバーベルもウレタン製のものやカラーバリエーションが豊富なラインナップもありましたが、優先順位としては低いので、オールドスタイルのタイプを取り揃えました。

持ち手のところが幅広くなっているので、両手で持ちやすくなります。しかし、グリップ自体はやや太めなので、女性や手が小さい人が使う場合は、少しやりづらさを感じるかもしれません。

それでも、このマッドな感じの風貌は、僕として好みのタイプであり、コストも抑えることができたので、迷いなく購入しました。

 

・ストレングスバック

ドームメディカルのトレーニング用のサンドバックを、10kg、20kgの2種類を揃えました。主な使用用途として、トレーニング初期でのエクササイズフォーム導入部分での使用を想定していたため、この2種類の重さだけ準備しました。

ラバー製のため、汗などがついても拭き取りやすく、且つ、強度も十分にあるので、破損の心配もほぼありません。また、持ち手が、横、縦の2箇所についているので、エクササイズに応じて、活用することができます。

大きさもコンパクトなため、持ち運びなども便利で、出張トレーニングなどの場合には有効活用できるトレーニング器具だと思います。

 

 

・インドアバイク

アスリートへの心肺機能向上のためのトレーニングを行うにあたり、導入したのがインドアバイク。自走式のトレッドミルなど魅力的なものはありますが、パーソナルジムという特性上、あまり場所をとるものは避けたかったこともあり、バイクの購入にしました。

インドアバイクも、様々なメーカーが出していて、ネットで購入すれば、低コストで購入できますが、ここでも安全性と、堅牢性、そして、信頼という点で、前職でも使用していた、フィットネスアポロ社が取り扱う、KEISER製のインドアバイクにしました。

インドアバイクも、ここ数年で、色々な機能がつき、KEISER製もアプリと連携できるタイプのものもありましたが、THE BASEでは、心肺機能向上のトレーニングを行う時期は限られていると考え、心拍数のみモニターできるタイプのものにしました。

前職で使用していたものよりも、シートが柔らかくなり、長時間漕いでもお尻が痛くなりにくくなった印象。

そして、長時間の使用を考慮してか、タブレットや携帯電話などを置くためのホルダーが設置されるなど、ちょっとずつアップデートされていました。

そして、このKEISER製の一番の魅力である、騒音がほぼないこと、そして、スムーズなギアチェンジはしっかりと継承されていました。

 

・バランスボール

今やネットで検索すれば、すぐに手に入るのはもちろん、スポーツ店でも、ホームセンターでもすぐに手に入ります。しかしながら、僕は、ここに少しこだわりがあって、上記したところで手に入るバランスボールは、どれも柔らかすぎるため、トレーニングを行うには、僕の場合は不向きと考えています。

エクササイズとして良く行う座位姿勢での骨盤運動も柔すぎるが故に、お尻が沈み込んでしまい、骨盤のポジションを保てなくなるなどのデメリットがあります。また、身体の大きな選手や体重が多い選手が使用すると、沈み込んでしまい、意図するトレーニングができないことがあります。

そのため、僕がすぐに購入したのが、ドームメディカルのデュウラボールプロ。ヒューマンアとしては、少し他社よりも高価格になりますが、安全性や使用用途を考えると、一つは準備しておいた方が良いトレーニングツールだと、僕は考えています。

 

・フレックスクッション/フレックスバレル

以前、SNSでもご紹介したのですが、サンテプラス社製のフレックスクッション、そして、フレックスバレル。前職から使用しており、非常に効果的で、アスリートからも好評でした。品質も良く、ラバー部分の破損は長く使ってもほぼ生じません。かつ、中身のクッションのへたり?も生じることなく使い続けることができます。

身体が硬いからこそ、ストレッチをしよう!とみんなおもうと思うのですが、ストレッチの姿勢を取れず、効果的に行えない人の強力な味方と言えるでしょう。

あのNBAのスーパースタープレーヤーも現在もなお試合中に使用していますし、日本のアスリートたちも遠征バックに忍ばせて、セルフケアのツールとして活用しているようなツールです。セルフケアを効果的に行いたいアスリートにはオススメのアイテムです。

 

 

ep.3 まとめ

今回、ご紹介したのは、プレート、ダンベルといった、ウェイトトレーニングを行うにあたっては、必要不可欠なツールと、その他、アスリートのサポートを行う上で、僕が必要最低限準備したトレーニングツールです。

プレート、ダンベルについては、長く使うものであり、且つ、トレーニング指導を行う際の着脱など業務を行う上で、ストレスなく行うことができるかどうかは非常に重要なことであると個人的には考えています。

そのため、多少コストがかかったとしても、毎日使用し、且つ、クライアントの安全性などを考慮した上では、コストだけで選んではいけないかなと思います。その点、今回、紹介したアメリカンバーベル製、そして、パワーブロック製のプレート、ダンベルについては、着脱のしやすさなど使用しやすいことはもちろん、メーカーとしての信頼実績も高く、安全性の高いメーカーだと個人的には思っています。

また、その他のトレーニングツールに関しても、僕自身が長年使用し、使用しやすい、そして、安全性が高いものを中心に選択しています。こうやって振り返ってみると、こだわりは少ない方と思っていましたが、選ぶ基準があるなと思いました。

それは何か?というと、”安全性”です。我々、トレーニングコーチは、トレーニング指導をして、クライアントのパフォーマンスを向上させることが仕事です。そのため、トレーニング中の事故はできる限りなくす努力をしなくてはいけません。そういう意味で、使用しているトレーニング器具に安全性が担保されていない場合は、それを選択することはできないのではないか?と僕は考えています。

色々なツールが誰でも安く手に入るようになりました。個人で使用する分には、個人の責任の範疇ではありますが、我々は、上記したように、クライアントにトレーニング指導するという立場であるため、使用するトレーニングツールにも責任を持つ必要があるように思います。

多くの人たちが安心・安全にトレーニング指導ができ、且つ、トレーニング指導を受けることができるようになるために、今回の3つのブログがお役に立てば、嬉しく思います。

最後に

僕が6月に起業し、アスリート向けのトレーニングジムを開設するにあたって、最低限必要なトレーニング器具などを3回に渡ってご紹介してきました。

トレーニングジムを0から作る!となると、ワクワクしましたが、まず行うべきことは、「トレーニングジムのコンセプトを決めること」だと思います。

僕は、アスリート専用のトレーニングジムというコンセプトで作ったので、今回ご紹介したようなトレーニング器具、仕様になりました。この器具、仕様で、クライアントが高齢者やトレーニング初心者、、、という訳にはいきません。それでは宝の持ち腐れです。

そうなってしまわないように、まずはしっかりとジムのコンセプトを決め、自分が理想とする顧客=クライアントを決めた上で、物件やトレーニング器具などの選定に入らなくてはいけないと思います。

僕はコンセプトを決め、理想の顧客を決めたことで、内装には何も手を加えていません。引き渡しの状態のまま、そこにトレーニング器具を入れたのみです。

顧客によっては、内装を華美にする必要もありますし、ロッカーやトイレなど新たに作る必要があるでしょう。(この物件、トイレは共用なんです・・・)しかし、僕の理想とする顧客においては、その優先順位が低いと判断しました。

このように、どこに優先順位を置くか?ということも非常に重要なことになります。そのためにも、トレーニングジムのコンセプトを決め、自分の理想の顧客を決めた上で、必要な準備に入ることをお勧めします。

ただでさえ、初期投資はそれなりにかかります。どこで、コストを削減するのか?どのくらいで投資分を回収するのか?といった経営計画も含めて考えていく必要があるでしょう。

この辺りに関して、質問したい、相談したいという方は、ぜひ、コンサルティング(メール・個別)をご利用いただければと思います。

熊本県熊本市北区武蔵ヶ丘のアスリート専用パーソナルトレーニングジム トレーニングコーチ タラコウタロウがあなたのパフォーマンスアップのために、全力でサポートいたします!

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