2020年6月1日、僕は、沖縄から熊本に、家族とともに移住しました。そして、熊本での新生活、ジムの立ち上げ、そして、経営など、いろいろな不安はありましたが、とにかく前進!してきました。そして、ふと思ったこと、移住した日は、6月1日だけど、僕のジムの創立記念日っていつ?ということです。
ということで、1年を振り返りつつ、なぜ、僕が熊本で仕事を始めたのかということや、今後、どういったことにトライしていきたいのか?について、整理していこうと思います。
コロナ禍において、ワークライフバランスという課題について、多くのトレーナー、トレーニングコーチはもちろん、ビジネスマン、そして、お父さんたちも向き合っておられると思います。そんな方達に、今後の人生を考えるきっかけになれば、幸いです。
なぜ、安定した職場、仕事を辞めたのか?
2020年5月31日で、10年間勤務した、前職である株式会社ドーム ドームアスリートハウスを退職しました。勤務した10年のうち、1年は、海外遠征、5年は、沖縄勤務と、ほぼ本社出勤をすることなく、退職しました。
なぜ、退職したのか?というと、「子どもたち、そして、妻と共に、笑顔のある人生を送るために、自分の仕事の仕方を変えたい!」と思ったからです。別に、これは、会社に勤めていてもできる人も多いかもしれないです。
しかし、僕の仕事上、どうしても、自分でコントロールできないことが多いです。自分の人生を自分でコントロールし、且つ、上記した自分の目的を達成するためには、起業するという選択肢が現時点ではベストと考えました。
起業することは、そんなに簡単なことじゃない、起業することで、さらに、身を粉にして働かないといけない、と仰る先輩方もいらっしゃるかもしれません。でも、僕は、そういった先輩たちと同じような道を進む気はありません。
自分のやりたい仕事をして、しっかりとお金を稼ぎ、そして、家族も、自分も笑顔になる、
幸せになる方法はいくらでもあると思っています。
いや、そうなるために、しっかりと自分の人生を考え、そして、自分の人生を作っていく決意ができたからこそ、この選択をしました。
この選択には、僕だけじゃなく、家族の理解、何よりも、妻の理解が非常に大きいと思っています。
慎重派の僕、実行派の妻
僕は、性格的には、石橋を叩いて渡るタイプ。どうしても仕事柄、プラニングを先に考えてしまいます。それに対し、鍼灸マッサージ師の妻は、その仕事のごとく、起きた症状、現象に対し、必要な対処を行うことが多く、まず、やってみよう!!という性格的なタイプ。
まさに、慎重派と、実行派の夫婦。
我々は、今年で、結婚9年目。今でも些細なことで、ケンカしますが、この起業ということに関しては、非常にバランス良く、整理し、進めることができたように思います。
この異なるタイプの二人で仕事作っていく上で、「なぜ、働くのか?」ということを明確にしておく必要があり、そのことで、今後の迷ったとき、悩んだとき、進むべき方向を明確にしてくれるはずと、起業時には、二人でよく話をしましました。
その問いの答えが、冒頭の理由です。
「子どもたち、そして、妻と共に、笑顔のある人生を送るために、自分の仕事の仕方を変えたい!」
僕、妻と、お互いに求めることは違いますが、自分の3人の子どもたちの笑顔にするということは、普遍です。まずは、自分の子どもたちを絶対に幸せにする、笑顔のある人生にしていく。
これこそが、僕たちが働く理由。
そのために、働き、お金を稼ぎ、自分たち自身もやりたいことを仕事にしていきながら、多くの人たちに笑顔を届け、結果として、その対価を頂き、自分たちも、幸せで、豊かな人生を送れるように
していきたいと思っています。
だって、笑顔が素敵な人や、人生を楽しんでいる人から、サービスを受けたいし、一緒に仕事したいと思いませんか?
自分は、そう考えていますし、信じてるので、自分自身もそのような人生を選択したいと思っています。
自分の人生を自分でコントロールする
僕は、親から、自分のやりたいようにさせてもらいました。決して、裕福なわけでもないですが、
貧乏でもない。やりたい!ということに対し、お金がないから・・・。という理由で、止めるように言われたことは一度もありません。僕の両親は、そうやって、僕の人生の可能性を引き伸ばし続けてくれました。
実は、同じような環境で、妻も育ちました。
つまり、僕らは、自分たちの経済的な理由で、自分の子どもたちの人生の可能性を狭くしたくない!
という想いが根底にあります。そういう風に育ててもらったから、だからこそ、自分の子どもたちにも、そのようにさせてあげたい。自分たちの価値観で、子どもたちの可能性を狭くしたくなし、無理だ!とも言いたくない!、と考えています。
起業に関しては、おそらく、僕も、妻の両親も内心、すごく不安だったと思います。そして、1年経った今でも、不安に感じていることは多いと思います。でも、一言も、そういうことを僕らには
言いません。
だからこそ、僕らは、しっかりと自分の脚で立ち、自分の子どもたちを笑顔にしながら、僕たち自身も笑顔で過ごせるようにし、自分の親たちにも、不安を与えすぎることなく、今後の残りの人生を楽しんで生きてほしいと思っています。
だからこそ、自分の人生を自分でコントロールするということを選びます。
上手くいくこともあれば、上手くいなかいこともあります。しかし、そのすべてを自分自身で受けとり、自分の責任下で行動し続けていくこと。
人に言われたから・・・ではなく、自分がやりたいから、やる。
なのです。
きっと、その先に、良い人生が待っていると思うからこそ、しっかりと、今を生きたいと心から考えています。
なぜ、熊本で、仕事を始めたのか?
前述したことを考えて、1年前に起業することを決意しました。では、どこで、起業する?ということを夫婦で考えました。
前提として、僕たち夫婦は、沖縄に移住する前に、東京勤務し、神奈川県川崎市での暮らしを経験。その後、沖縄で5年過ごしたこともあり、首都圏に戻って、起業するという選択肢を持つことはできませんでした。色々と便利だけど、育児をするというイメージを持つことができませんでした。
だったら、僕の出身地である、長崎県南島原市、そして、妻の出身地である、熊本県熊本市と、九州ということもあり、一番、働きやすそうな福岡かな、、、という案を出しましたが、それだと、沖縄で仕事するのと変わりがない!と、妻に一蹴され、どちらかの故郷だけが選択肢となりました。
となると、僕のクライアントは、アスリートになる予定でしたので、そもそものクライアント数の少ない僕の故郷は、除外。そして、妻の故郷、熊本市で起業することが決まりました。
熊本市で起業することが決まるまでは、おそらく、5分もかかっていないです(笑)そして、熊本市のどこに拠点を構えるかという問題に関しては、少し時間を要しました。
熊本市の中心地付近にするか、ちょっとだけ郊外にするか、など。あと、僕は、自分が育った環境が海の近く、そして、沖縄勤務時にも仕事場のすぐ後ろがビーチだったこともあり、熊本でも、水の側がいいと、漠然と考えていて、川の側や湖の側を候補に上げていました。
実際に、そのあたり物件を検索したりもしたのですが、やはり中心地にいくほど、家賃も高くなり、トレーニングジムを解説するために必要な広さをなかなか見つけることはできませんでした。
基本は自転車通勤で、雨の日は、電車通勤できるくらいの距離、、、など色々と検索したのですが、結局、これも、妻との話し合いで、「街(熊本市の中心地付近)で開く必要ある?」と言われ、僕も、確かにな、、、と。
僕も、妻も、完全予約制のトレーニングジム、そして鍼灸マッサージ院を開設予定だったので、”通りががり客”というのはターゲットになかったので、であれば、市街地である必要がない!ということで、熊本市の外れである、北区武蔵ヶ丘という自宅から自転車で10分くらいのところをピックアップすることにしました。
ここからは、全部後付け。
熊本市なら、九州の真ん中で、高速かっ飛ばせば、九州全県に3時間あれば、行ける場所。しかも、武蔵ヶ丘は、高速インターから10分程度。クライアントになる選手も九州各県から来やすいはず。空港からも割と近く、県外から飛行機で来館されるクライアントも割と来やすいはず。最寄駅からは、徒歩5分で、電車を使ってくるクライアントも割と来やすいはず。と、交通の便が結構、良いじゃないか!と立地に自信を深めました。
そして、僕のクライアントであるアスリート。特に、プロスポーツが熊本にはたくさんあります。バスケット、サッカー、ゴルフ、競輪、バドミントン、ハンドボール、、、、などなど。ということで、フィジカルサポートが必要なアスリートのお役に立てるはず!と考えたわけです。
また、大学もあったり、スポーツ系専門学校も市内にはあり、今後、やりたい!と考えていた、トレーニング指導者の教育活動なども、もしかしたら、携われるかもしれないな、、、と考えました。
という訳で、熊本市、それも北区武蔵ヶ丘に、トレーニングジムを開くことは、メリットがたくさんある!という自信を深めて、拠点を、北区武蔵ヶ丘にすることが決まりました。
そして、起業、、、
沖縄を離れる前に、予定していた物件は、トレーニングジムに入れる予定であった、スクワットラックが搬入できず、断念。結局、熊本に来てから、0から物件探しを始めることになりました。
前述したように、場所は、「熊本市北区武蔵ヶ丘」と決めていたので、そのエリアで物件を歩いて探し、奇跡的に見つけたのが、今の物件です。
物件が決まったら、あとは、必要な器具などを発注し、準備したり、同時進行で資金調達したりと、バタバタと、毎日を過ごしていました。(詳しくは、こちらから)
そして、ようやくお店も整い、お客様を迎え入れる準備ができたのが、2020年7月3日。
沖縄時代のクライアント様が、僕が、熊本に移住しても、継続して、オンラインで、トレーニングサポートを受けてくださることになり、自宅に、僕のトレーニングに必要なトレーニング器具をご準備してくださいました(涙)しかも、2名も!!そのお二人のおかげで、熊本に移住して1ヶ月程度で、スタートを切ることができました。
その後、前職でサポートさせて頂いていたアスリートの熊本のお知り合いのアスリートををご紹介頂いたりして、何とか、起業1年目を走ってくることができました。
起業1年目を振り返り・・・
この1年を振り返り、やはり、周りに助けていただきながら、人は生きているのだということを強く感じました。
正直、自分一人で、何とかしてやる、何とかなる、と思っていた時もありました。しかし、実際はそんなことはなく、やはり、誰かが手を差し伸べてくださり、何とか、生きていけるのだと、強く感じることのできた、1年目だと思っています。
助けて欲しい時は、助けて欲しい!というべきだとも思いましたし、誰かが、助けを求めていたら、自分ができることはやる必要がある、ということを改めて学ぶことができたように思います。
そんな人として当たり前のことが、昔も今も大切なことだと感じましたし、僕のように、人を相手に仕事をしている人間にとっては、こうした姿勢は決して忘れてはいけないことなのだと、今は強く思っています。
さて、仕事については、このような感じでした。では、家庭はどうだったかというと、当初の目的を今は、きちんと達成できています。
「子どもたち、そして、妻と共に、笑顔のある人生を送るために、自分の仕事の仕方を変えたい!」
この目的の元、仕事のやり方をかえ、週6日は、家族みんなで食卓を囲み、夕飯をとることができています。また、毎朝、家族の朝ごはんを作り、夫婦分のお弁当を作るなど、妻と家事を分担して、お互いがやりたい仕事にも一生懸命に取り組むことができています。
子どもたちとは、夕食を一緒に取るだけでなく、一緒にお風呂に入ったり、布団に入って毎日ギュと抱きしめたり、週末は一緒にお出かけして、たくさん遊んで思い出を作ったりと、これまで子どもたちに十分できなかったことを、この1年は行うことができました。
このようなことは、できて、あと数年。子どもたちが成長していけば、そのうちできなくなります。でもこの数年を大事にして、子どもたちと過ごす時間をしっかりと作っていくことができれば、きっと、僕ら夫婦が望むような未来に、僕たち家族は近づいていけるのではないか思っています。
これからやりたいことをちょっとだけ・・・
ここまで記載してきたように、僕は、サラリーマントレーニングコーチをやめ、起業しました。それによって、今のような働き方を行い、その中で、自分ができる社会貢献として、アスリートサポートをメインに活動をしています。
もちろん、この仕事自体は非常に楽しいですし、もっと多くのアスリートたちのサポートができて、少しでも力になれればいいな!と思っています。
と同時に、以前の僕と同じような境遇にあるようなお父さんたちや、トレーニングコーチ 、トレーナーの人たちにも、一つの生き方として、認知してもらえるようにしていきたいなと思っています。
仕事の仕方はもちろんですが、家事や育児といったものは、妻や母親だけが行うものではなく、夫や父親も十分行うことができるということ。そして、家族と関わった分だけ、そこでの楽しさや喜びを感じることができるようになるということを、僕自身の言葉で伝えていきたいと思っています。
妻や子どもたちと共有する時間が短くなってしまうからこそ、コミュニケーションが取れなくなってしまい、どこか、家庭内での疎外感を感じてしまうことも多いのではないかと思います。
そんな時間、仕事をしているから持てないよ!という人もいるかもしれません。しかし、本当にそうですか?と聞きたいです。今の仕事しか、選択肢がない訳でないと思いますし、その選択肢しかないと決めつけてしまっているから、思考停止になっているのかもしれません。
僕と同じように、「自分の仕事の仕方を変えたい」と思ってらっしゃる方がいるのであれば、そのために、必要なことを調べ、実行できる準備をしていって欲しいと思います。
そうすれば、きっとあなた自身が望む働き方ができたり、妻や家族との時間を共有することは十分可能だと思います。
そんなことを、僕自身がこれから、実体験していきながら、多くの人に伝えていけるようにしたいと思っています。
なぜなら、仕事も楽しいけど、家事も育児も同じくらい、楽しいからです。そんな想いを、一人でも多くの方にお伝えできればいいなと思っています。
まとめ
タラコラムと称し、起業してからの1年の振り返ってきました。この1年間、うまく行ったこともあれば、うまくいかなかったこともたくさんあります。しかし、起業してよかったなと、今、思っていますし、もっともっと、仕事を通じて、多くの人と知り合うことができればと思っています。
そして、僕の、僕の家族の生活から、少しでも元気や勇気をもらえる人が増えるように、これからも自分の言葉で、自分が考えていること、自分が感じていることを、発信できればと思っています。
・子どもたち、そして、妻と共に、笑顔のある人生を送るために、自分の仕事の仕方を変えたい!
・自分の人生を自分でコントロールする
・THE BASE 創立記念日は、2020年7月3日
・周りに助けていただきながら、人は生きている
・これからは、家事や育児の楽しさを伝える仕事も行っていきたい
最後に
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。「働き方改革」と言われて久しいですが、実際に、働き方改革ができている人はごく僅かの人ではないかと思います。
改革には痛みが伴いますが、その痛みを自分で経験もしてないのに、「痛いだろう」という思い込みで、行動に移せず、毎日を何とかなく過ごしてしまったり、愚痴をこぼしながら過ごす人生が、自分にとって望む人生なのか?を、自分の頭でよく考える必要はあるだろうなと思います。
働き方改革をしたいな!と思う人は、まず、何か一つ行動に移してみることで、何かが変わると思います。「仕事は人生の一部」というある方が教えてくださった、好きな言葉です。
仕事は全てでない。仕事はあくまでも人生の一部です。だからこそ、もっと俯瞰して、自分の人生、そして、自分の未来を考えてみるといいのかなと思います。
「未来は自分の手の中に・・・」
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