Bリーグは5月末で全ての日程が終了し、シーズンオフになりました。そのほかの競技は、シーズン真っ只中ですね。オフシーズン中はどう過ごすのか?シーズン中のオフ日はどう過ごすのか?というのは、アスリートにとって、非常に重要なトピックであると思います。
そこで、今回は、【オフを有効活用して、コンディションを整える】ということをテーマに記載していこうと思います。何を目的にするのか?で、オフの過ごし方は異なると思いますし、個人個人でその目的も変わると思いますので、ぜひ、そういったアスリートの参考になれば嬉しいです。
シーズン中の試合翌日のオフの取り方
過去のブログでも紹介したのですが、シーズンスポーツにおいて、試合をどのように過ごすかはチームによって異なると思います。しかし、僕個人としては、試合翌日に関しては、アクティブレストとして、軽運動などを行うよりも、心身の疲労回復のために、完全休養を行う方が効果が高いという風に考えています。
それくらい試合というのは、アスリートにとって、心身にかけるストレスが大きいと感じています。そこのメリハリをつけていくことが、長いシーズンを怪我なく、良いコンディションで過ごしていくためには重要な戦略であるとも考えています。
きちんと休息を取り入れて、そして、練習やトレーニングをシーズン中、計画的に取り入れていくことで、体力の低下を防ぎ、怪我を予防しつつも、良いコンディションを保つことができると考えています。
▶︎【シーズン中も無理なく続けれるウェイトトレーニングの行い方】については以下のリンクから
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シーズン中、良いコンディションを整えるためにはバランスが重要
シーズン中に良いコンディションを整えるためには、休養と、練習・トレーニングのバランスが非常に重要です。その理由については過去のブログでも記載していますが、【フィットネスー疲労理論】に基づきます。
シーズンスポーツにおいては、シーズンのどの時期で、一番良いコンディションでいたいのか?ということから逆算して、練習やトレーニングプランを作成していく必要があります。多くの場合、一番良いコンディションでいたい時期(=ピークパフォーマンス)は、シーズン後半になることが多いと思うので、シーズン序盤から戦略的に、体にも負荷を与えつつ、疲労の除去をさせていきながらコンディション調整を行なっていく必要あります。
そのため、シーズン序盤においては、ウェイトトレーニングによる筋肉痛が残ったまま、練習を行なったり、試合を行うケースも出てくるかもしれません。しかし、これは、シーズン後半で良いコンディションを発揮できる状態にしていくためには、通らなくていけないプロセスでもある、ということを認識しておく必要があると僕は考えています。
▶︎【筋肉痛でトレーニングを継続しない!ということのデメリット】については以下のリンクから
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シーズンオフの有効活用【完全休養】
上記したように、シーズン中は、【疲労ーフィットネス理論】に基づき、疲労のコントロールをしつつも、練習やトレーニングを継続し、フィットネスレベルを一定に保ち、コンディション(=preparedness )を調整していくことが重要な戦略となります。
では、シーズンオフにおいては、どのように考えて過ごし、シーズンに向けて準備していけば良いのか?ということについてご紹介します。
まず、オフシーズンに入った際に、僕がアスリートに奨励しているのは、「まずはしっかりと休むこと」です。中には、オフシーズンに入った瞬間にすぐにトレーニングや練習を開始するアスリートもいますが、長く競技を続けていくためにも、僕はまずは心身のリフレッシュを狙って、【完全休養】をとる期間を設けることをおすすめしています。
この期間に旅行に出かけたり、競技以外のことに目を向けたりすることで、余裕が生まれ、結果的に競技への見方に変化が生じる可能性があります。また、こうした時間を設けることが、人としての豊かな生活を送ることにも繋がると僕は考えているので、不安に感じずに、数週間の完全休養をとることをオススメします!
シーズンオフの有効活用【RBEを高める】
しっかりと休み、心身ともにリフレッシュした後は、シーズンに向けて準備を進めていく段階になります。競技で異なりますが、おおよそおおよそ2−3ヶ月程度の準備期間があると思うので、焦らずにコツコツと準備をしていきたいところです。
この期間は、競技練習自体も基礎的なことや戦術的なことの確認の時期ですが、フィジカル面においても基礎的なことを積み上げる時期になります。
この時期におけるフィジカル面の大きな目的の一つが、【RBEを高める】ことにあります。RBEとは、過去のブログでも紹介したように、【Repeated Bout Effect】の略で、筋肉痛への抵抗力のことを示します。
筋肉痛は身体活動を行えば生じることが多いのですが、トレーニングを計画的に継続していけば、筋肉痛への抵抗力を高めることができるのですが、トレーニングを中止してしまうことで、低下してしまう可能性が高いと言われています。
だからこそ、シーズンオフに、練習に加え、ウェイトトレーニングを含む、フィジカルトレーニングを継続していき、筋肉痛への抵抗力を高めていくことは、シーズン中に筋肉痛が強く生じることなく、フィットネスレベルを維持、向上させていくために、重要なことになります。
こうした背景もあり、シーズンオフには、長期的な計画により、RBEを高めることを目的として、フィジカル面へのアプローチを行なっていくことが重要になります。
まとめ
今回は、シーズン中のオフの取り方、オフシーズン中の過ごし方について記載し、【オフを有効活用して、コンディションを整える】ためのヒントをお伝えしてきました。人間なので、動き続けることも、休み続けることも難しいです。だからこそ、このバランスを取りながら、シーズン中も、オフシーズン中も過ごしていくことが非常に重要だと、僕は考えています。
ー シーズン中の試合翌日のオフの取り方
ー シーズン中、良いコンディションを整えるためにはバランスが重要
ー シーズンオフの有効活用【完全休養】
ー シーズンオフの有効活用【RBEを高める】
最後に
【Go Hard or Go Home】という言葉があります。これは、前職のドームアスリートハウス時代、アメリカのアンダーアーマー社で言われていたことで、ドームでも社員の共通認識として持っていた考え方です。
【やる時はしっかりとやる!そうじゃないときはさっさと家に帰ってゆっくり休む!】このメリハリ感というのは、アスリートにもすごく大事だと僕は思っています。そうすることで、練習効率もグッと上がり、結果的に、良い心身のコンディションを保つことができるのではないかと僕は考えています!
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