毎日、どんな風に過ごしていますか? 日本に住んでいる限り、明日の自分の命のことを気にして生活している人はそれほどいないと思います。衣食住が整えられているかどうかは、我々、人間にとって、極めて重要なことであるということなのだと僕は思います。
食べたいものを食べれて、着たいものを着て、心地よい場所に寝る、そんな当たり前の日常が約束されているからこそ、僕たち人間は、夢や希望、目標を掲げられるのだと思います。
これと同じことが、アスリートの競技パフォーマンスにも言えるなと思いましたので、今回はそのことについて記載していきたいと思います。最後まで読んでいただけると嬉しいです。
衣食住が安定することの意味
日本の中にも、貧困層という人たちは一定数いらっしゃると思います。しかしながら、大多数が、毎日の食事があり、毎日の着るものがあり、毎日に休む場所があると思います。「衣食足りて、礼節を知る」ということわざがあるように、「生活にゆとりができてこそ、礼儀や節度をわきまえるようになる。」のだと思います。
つまり、生活はもちろん、自分自身に余裕がゆとりがない中では、人間は先のことなんて考えることができない、考える余裕なんてない、ということだと思います。
あるドキュメンタリー番組で、ある経営者が「まず、衣食住を整えない限り、ビジネスなんてできない」と言っていました。人間の生活に必要なことが整わない状況では、ビジネスを大きくすることはもちろん、ビジネス自体についても考えることはできないのだと思います。
身体が整うことで、描くことのできる未来
衣食住を整えることと、アスリートが競技パフォーマンスアップを図るために、「身体を整えること」は似ていると、僕は感じました。
身体に不安のある状態で、競技スキルやテクニック、戦術のことなんて考えられるはずもない。たとえば、腰痛で苦しんでいるときに、競技のことなんて考える余裕はないですよね?
どうすれば痛くない動きができるか?どうすれば、一刻も早く痛みを取り除けるのか?というような目の前の状況にばかり目がいくはずです。また、身体の不調があれば、その日の練習をどう乗り切るか?ということにしか目を向けれないはずです。その状態で試合のためのパフォーマンスアップのことなんかを考えることはできないはずです。
大怪我を負って、長期離脱したことがあるアスリートなら、より理解できると思います。怪我による長期離脱は、出口の見えない長いトンネルに入ったような気持ちになるはずです。そんな状況では、とても明るい未来のことなんて想像できない。目の前の現実だけにしか目を向けることができず、どんどん、余裕やゆとりが削がれていくはずです。
身体の不調をきたさない、大怪我をしない、つまり、【健康な身体の状態を保つこと】に意識を向けることができれば、自ずと、やるべきことが明確になり、未来を描くことができるようになると僕は思います。
そういう意味で、アスリートにとって、「身体を整えること」は、まず考えるべきことであると僕は考えます。
闘う土台を整えることの大切さ
ここまで記載してきたように、「身体を整えること」はアスリートにとって、必要不可欠なことであると理解して頂けたのではないかと思います。「身体を整えること」は、つまり、アスリートとして、「闘う土台を整えること」と言い換えることができると思います。
僕は、長年、プロアスリートのトレーニングサポートをしてきていますが、意識していることの一つに、「身体に対する不安を取り除く」というものがあります。それはここまで記載してきた理由からです。
アスリートであれば、試合の臨む時、一つでも、1%でも、不安材料を少なくして臨みたいと思うはずです。身体への不安がない状態であれば、自身のスキルやテクニック、戦術をフル活用して試合に臨むことができるはずですし、アスリート自身もそれを望んでいると思います。
しかし、それができない状態では、スキルやテクニック、戦術のことを考える余裕やゆとりはなくなるはずです。そうならないようにするためにも、アスリートは「闘う土台を作ること」を重視すべきであると僕は考えています。
まとめ
今回は、「衣食足りて、礼節を知る」ということわざのように、アスリートにおいて、「身体を整えること」が、そのアスリートの競技パフォーマンス発揮のために必要であるということについて記載してきました。アスリート自身が、自身が期待する競技パフォーマンスを発揮するために、余裕、ゆとりがある程度ないと難しいと僕は考えています。ぜひ、参考にして頂けると嬉しいです。
ー 衣食住が安定することの意味
ー 身体が整うことで、描くことのできる未来
ー 闘う土台を整えることの大切さ
最後に
【闘う土台を整える】ために、身体づくりにしっかりと目を向ける、ということは、アスリートにとって、必要不可欠なことであると僕は考えています。しかしながら、この土台作りには、本当に時間がかかることも事実です。
日々、しっかりと積み重ねることができた人にしか、この【闘う土台を整える】ことの大切さは理解できないことであると思います。多くの人が途中で投げ出したり、もしくは、そこに見向きもしないというか、見ないふりをすることだってあると思います。
それはそれで、その人の選択ですが、長く競技人生を送ることができるアスリートは例外なく、【闘う土台を整える】ということに目を向けている人たちだと僕は思っています。長く競技人生を送りたいと考えるアスリートの方で、まだ、目を向けれていない人は、ぜひ、目を向けてみてください。きっと大きな変化に気づくことができると思います。
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