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「やる選手」と「やらない選手」の違いとは?行動を促す4つのポイント

チームでトレーニング指導をしていると、こんな場面に出くわすことがありませんか?「同じトレーニングプログラムを提供しても、やる選手はやるし、やらない選手はやらない。」これは学校でも、社会でも同じことです。あなたの周りにも、そんな人がいませんか?

【1】やる人とやらない人の違い

トレーニング指導においてもそうですが、【やる】選手は『どうすればできるか』を考え、【やらない】選手は『できない理由』を探します。これは、どの場面でも共通して見られる現象です。

トレーニング指導中によく見るのが、「きついから無理」「時間がないからできない」と言う選手。一方で、「忙しいけど、時間を作るにはどうすればいいか?」と考える選手もいます。

この違いが、将来的な結果に大きな差を生むと僕は考えています。なぜ、このような思考の差は生まれるのでしょうか?その要因として、以下のようなことが考えられます。

① マインドセットの差
② 経験と環境
③ 目的意識の有無
④ 自己対話の習慣

これの要因について少し考えてみましょう。

【2】行動に影響を与える4つの要因

1)マインドセットの差

以前、投稿したブログ(こちら)にも記載しましたが、マインドセットの差は非常に大きいと僕も考えています。自分自身もそうですし、僕がトレーニング指導する際に、まずクライアントの選手、チームに行うのは、この【マインドセット】です。以前のブログでは、「マインドセット「やればできる!」の研究」という書籍を引用して記載していますが、その著者はマインドセットの大きく2つに分けて紹介しています。それが、【しなやかマインドセット(=growth mindset)】と、【硬直マインドセット(=fixed mindset)】です。

しなやかマインドセット(=growth mindset)
「努力や工夫で自分の能力を向上させられる」と信じる人は、失敗を成長の機会と捉えます。そのため、「どうすればできるか」を積極的に考えることができます。
硬直マインドセット(=fixed mindset)
「自分の能力は変わらない」と信じる人は、挑戦や失敗を恐れがちです。この結果、「できない理由」を探し、自分を守ろうとします。

2)経験と環境

■ポジティブな成功体験
小さな成功体験が積み重なると、「自分ならできる」という自己効力感が育ちます。一方、成功体験が少ない人は、自信を持てずに、行動に対して消極的になりやすい傾向があります。だからこそ、小さな目標を立て、それを一つずつ達成していくことが重要です。このプロセスが選手の成長を支え、さらなる挑戦への意欲を引き出します。

■周囲の影響
選手がどのような環境で育ったか、どんな人に指導を受けたかが大きく影響します。家族や指導者、仲間がポジティブで挑戦を後押しする存在であれば、選手もどうすればできるか」を考える習慣が身につきやすいです。一方で、「無理だよ」「やっても意味がない」といったネガティブな言葉を頻繁に聞く環境では、その影響を受け、挑戦への意欲が削がれてしまう可能性が大きくなります。


3)
目的意識の有無

■目標設定
明確な目標を持つ選手は、その達成に必要な行動を自ら探し出します。「時間がない」という状況でさえ、目標達成のために解決すべき課題と捉えることができます。一方、目標が漠然としていると、努力の意義を見失い、行動に結びつかないことが多くなります。

だからこそ、まずは到達可能な目標を明確に設定することが重要です。そのうえで、その目標に向かうための小さなステップや具体的な行動を計画し、それを一つひとつクリアしていくことが大切です。こうしたプロセスを繰り返すことで、選手は自己効力感を高め、自信を持ってさらなる挑戦に取り組めるようになります。

目標設定はゴールそのものを決めるだけでなく、達成への道筋を具体化することが鍵です。小さな目標を積み重ねることで、大きな目標への到達も現実のものになっていきます。

4)自己対話の習慣

■自己対話のポジティブさ
成功する選手は、困難に直面しても自分を励ます習慣を持っています。彼らは「どうすればいいか?」と自問し、行動につながる解決策を見つける力に優れています。一方で、ネガティブな自己対話をする人は、自分の限界を強調し、挑戦への意欲を失ってしまいがちです。

例えば、上記した【しなやかなマインドセット】を身につけることができれば、困難な状況においても次のように考える習慣が生まれます。

「なぜうまくいかないのか?」
「どうすればうまくいくのか?」
「課題は何か?その課題をどう乗り越えればよいのか?」

このような問いかけを繰り返すことで、失敗や壁をただの障害として捉えるのではなく、成長のための機会として活用することができます。

【3】トレーニング指導者としてのアプローチ

上記の考えを踏まえ、私がトレーニング指導者として常に心がけているのは、以下の4つのポイントです。

  • 1)しなやかマインドセットを育てる
    失敗を恐れず挑戦できる環境を整え、成功体験を積み重ねさせることで、「やればできる」という自信を選手に持たせることを意識しています。
  • 2) 適切な目標設定のサポート
    選手が行動に移しやすいよう、明確で現実的な目標を設定します。また、その目標に向けた小さなステップを一緒に計画することで、達成感を得やすくします。
  • 3)環境の整備
    ポジティブなコーチングを実践するだけでなく、選手が前向きに挑戦できるような仲間や環境を提供することを心がけています。環境が選手の行動に与える影響は非常に大きいと感じています。
  • 4)フィードバックの工夫
    結果だけに焦点を当てるのではなく、努力や過程を評価することに重きを置いています。これにより、選手の思考を「どうすればできるか」に向けさせていき、行動に移しやすくしていきます。

トレーニング指導者として、上記のようなことを頭に入れつつ、トレーニング指導を行うことができれば、選手にとっても明確な指針となり、より良い行動を促すきっかけになると考えています。

【4】あなた自身が『できる方法』を探し出す意識を持つこと

ポジティブな結果や行動を選手やチームに促したいのであれば、まずは自分自身が日常の中で「どうすればできるか」を考える意識を持つことから始めましょう。

現代社会は失敗に対して厳しく、不寛容な一面があります。少しのミスや失敗が大きな批判を招くことも珍しくありません。しかし、失敗を恐れて行動しなければ、何も変わらず、何も前に進みません。成功を収めているように見える人たちでさえ、数え切れないほどの失敗を経験しています。外から見える成功の裏には、私たちと変わらない試行錯誤の日々があるのです。

人生をより豊かにするためには、迷う時間を減らし、まず一歩を踏み出すことが大切です。手を動かし、足を動かし、頭を動かす——そうした小さな行動の積み重ねが、未来を切り拓く力となります。私自身も、失敗を恐れず行動し続けたいと思っています。一緒に挑戦を楽しみながら、前に進んでいきましょう!

 

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