僕の好きな言葉に、”Get comfortable, Being uncomfortable“という言葉があります。これは、ドームアスリートハウスに所属時、東京から沖縄に転勤することになった際、友岡さんから送られた言葉です。
意訳すると、”心地よいところに留まらず、どんどんトライしよう!”といった感じになります。これって、トレーニングをしている人や、トレーニング指導をされている人には理解しやすいでしょう。要は、過負荷の原則みたいものですね。
トレーニングだけに限らず、人生においても、この過負荷の原則がちょっと大事だよね!ということを少しご紹介します。
えっ!?どういうこと!という方は、ぜひ、最後までご覧ください。
過負荷の原則って何?
過負荷の原則って言葉を少し説明します。
筋トレをやって、【筋力アップや筋肥大など目的とする体力の向上を図るには、身体が日常的に受けている(慣れている)刺激を少しだけ越えるような刺激(=過負荷)を身体に加える必要がある】と言われています。(引用:河森直紀著 競技力向上のためのウェイトトレーニングの考え方)
例えば、毎日、腕立て伏せ10回×3セットやっている人が、最初は筋肉痛を起こしたり、パンプするのを感じていたけど、徐々にそういった反応を感じにくくなったときには、少しだけ負荷をアップさせる必要があるということです。これが、過負荷の原則です。
そうなんです。人は、同じ刺激(筋トレの場合は筋刺激)を受け続けると、それに適応します。つまり、慣れてしまいます。その結果、そのままの刺激をかけ続けても、向上することはなくなります(筋トレの場合は体力向上)。そのため、刺激に慣れてきたら、少しずつ刺激をアップさせていくことが必要になる訳です。
勘が良い方はもうわかりましたよね?筋トレと同じで、人生においても同じようなことが言えないでしょうか??
日常生活に慣れてしまったら、どうする?
朝6時に起きて、6時半に朝ごはんを食べて、7時10分の電車に乗って、30分通勤。その後、駅について、スタバでコーヒー買って、8時に出社。その後、18時まで仕事して、18時40分の電車に乗って、19時過ぎに帰宅して、19時半からお風呂に入って、20時から夜ご飯。テレビみたり、ネット見たりして、23時半に就寝。
このようなどこにでもある風景の1日を毎日続けていると、きっと慣れが生じてきます。この慣れが良いとか悪いということではなく、このような生活を自分が望むか、望まないかの話として、この後のことを記載していきます。
ちなみに、僕は、このような生活を送るのが基本、苦手というか、できれば避けたい!と昔から考えてきました。ということで、少し自分のことについて、振り返ってみます。
僕は、昔から、同じところにずっといたり、同じことをやり続けると、違うことをやりたくなります。大学卒業時に、多くの友人が教職を選択するという状況の中、その道を選ぶことを辞めました。
なぜか?
このまま、普通に大学卒業した人間が教師になったところで、深みのある言葉をかける自信がなかったこと。そして、この進路があまりにも僕にとっては、”一般的な選択肢”であったからです。
その後、就職後も、そのまま順調にいけば、それなりにやりたいことができるポジションでしたが、居心地が良くなり過ぎたと感じ、トップアスリートたちがひしめく世界に身を投じました。
そして、ドームアスリートハウスに就職後も上記のように、誰もが避ける沖縄行きを即決めました。その後、10年勤務し、居心地が良くなった場所でしたが、そこに残るという選択はせず、別の選択肢を選びました。
上記の一つ一つの判断は、決して簡単なものでなく、そして、それまでの状況からすると大きく変わることが多かったです。しかし、それらは、全て自分で決断したことです。今振り返ると、どこかで、”慣れ”に対する不安感があり、それを避けるかのように、決断していたのだと思います。
このことから、日常生活に慣れてしまったときに、それを回避するための選択肢の一つとして言えることが、”何か日常とは別の行動を起こす”ということだと思います。
日常に慣れてきたときに、非日常を自分でどうやって作り出すか?ということが非常に重要なのだと思います。
非日常はどうやって作るのか?
非日常を作る!って簡単にいうけど、そんなに簡単にできないよ!と思うかもしれません。そんな短期スパンで、転職するのもどうかと思いますし、フラフラし過ぎてても落ち着きがなくなってしまうでしょう。
でも、割と簡単に非日常は作り出せてしまうです。上記した1日のルーティンを崩してしまえば言い訳です。朝5時に起きるとか、自転車通勤にするとか、いつもの通勤を変えるだけでもいいでしょう。
もしくは、仕事帰りに、スポーツ観戦したり、映画観賞したり、休みの日に、旅行やアウトドアに出かけたりと、いくらでも非日常体験をすることはできます。
そうやって、ちょっとだけ、毎日のルーティンを変えることは、誰でもすぐにできることです。まずは、そこから始めてみる。最初は多少面倒に感じてしまったり、居心地が悪く感じてしまうこともあるでしょう。しかしながら、そうやって、自分の置かれている環境を変えていくことで、きっと新たな発見や気づきがあったりと、自分の人生をポジティブにしてくれるような出来事に遭遇するはずだと僕は思います。
そんな感じで少しずつ、そして定期的に、自分の日常に、非日常の要素を加えていくことで、少しずつあなた自身の人生も変化が生じてくるはずだと、僕は考えています。
人と違う生き方は多少しんどい…?
”耳をすませば”というジブリ作品があります。妻がジブリが好きなことで、子供たちによく見せていて、僕も知らず知らずのうちにストーリーを覚えてしまいました…笑
その作中で、作家になる目標に向かって邁進しようとする中学3年生の主人公に対して、父親が欠けた言葉に、「人と違う生き方は、それなりにしんどいぞ。何が起きても誰のせいにもできないからね。」と自分の進みたい道を選ぶことを後押ししつつも、覚悟を決めさせるようなシーンがあります。
このシーンが、僕の中では、非常に印象に残っています。というのも、僕自身、上記したように、人と同じ道に進まなかったから。そして、今も、自分なりの働き方を模索しているところです。
そのため、周りから見ると、「そんなのでうまくいくはずがない」と思われているかもしれません。しかしながら、僕の中では、自分の人生、そして、家族との人生を考え、自分の働き方、生き方を決めての起業でした。だからこそ、誰のせいにもできない。自分自身、そして、自分たち夫婦の決断を信じてやり抜くしかないと思っています。
しかしながら、”しんどい”とは、あまり思っていません。なぜか?というと、自分たちが望んで、その道を進んでいるからです。もちろん、うまくいかないこともたくさんありますし、難しいなと思うこともたくさん起きます。しかし、それらは全て、自分たちの責任で、決断をしたことなので、”しんどい”という感覚とは違います。
課題や壁にぶつかったとき、しんどいという感覚の前に、どうすれば、突破できるか、どうすれば、うまくいくようにできるか、というマインドに不思議となるのです。
おそらく、これは、僕自身も、そして、妻も、この決断を肯定するための努力を積み重ねる覚悟をしたからに他ならないと思います。その結果、決して、簡単な環境、状況ではないですが、それを受け入れ、そして、前向きに日々を送っています。
だからこそ、そんな状況であっても、割と楽天的というか、ポジティブに毎日を楽しく送れています。目の前にある課題をクリアしていくことの楽しさ、うまくいくようになることの楽しさを感じることで、”やりたいことをやりながら、生きている”と強く感じることもできます。
自分の人生は他の誰の人生でもなく、自分の人生なのですから、自分に責任を持って、自分が進むべき道に進んでいけばいいかなと、今は強く思っています。
色々と課題や悩みもありますが、自分が進みたい方向、妻と家族と共に実現したい未来が明確になっているので、なんとかなる!とポジティブに考えています。
飛び込め、そう深くはあるまい!
最後に
今回は、居心地の悪い環境に自分を置いてみる!ということについて書きました。そのために、すぐにできることとして、毎日のルーティンを変え、非日常を味わってみる、ということについて記載しました。何か、良い結果を出したいときに、悩んでいる暇はありません。とにかく、動くこと。決断することが、重要だと思います。
そんな自分の決断を磨くためにも、まずできることから始めてみてはどうでしょうか?そうすることで、少しずつ、自分自身の決断の精度も上がるでしょう。しかしながら、失敗なんてないから、後悔しないように、自分の決断を信じて、どんどん、行動に移して見て下さいね。
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