トレーニング指導者としての日々の業務にやりがいを感じながらも、収入の不安定さや将来の人生設計について不安を感じていませんか?特に30代に差し掛かると、仕事と家庭のバランスをどのように保つかがより大きな課題として浮かび上がってきます。
そんな悩みを抱える30代のトレーニング指導者の方に、私自身の経験を交えながら「トレーニング指導者としてのキャリアデザイン」について記事を書きました。将来に向けたヒントとしてご覧いただけたら幸いです。
【1】キャリアのターニングポイントは突然やってくる
30代を迎えると、「今の働き方が本当にベストなのか?」とふと考える瞬間が訪れます。私もその一人でした。家庭や健康とのバランスを見つめ直すなかで、「もっと自由に働ける道はないだろうか?」と悩むようになりました。
かつて私は、大きな会社が運営するトレーニングジムで夜遅くまで働きづめの日々を過ごしていました。しかし、子どもが生まれ、「家族と過ごす時間を大切にしたい」という思いが強くなるにつれ、現状とのギャップに苦しむようになりました。毎日子どもの寝顔を眺めるだけの日々が続き、成長を近くで見守ることができない現実に不安を感じるようになったのです。子どもが「お父さん!」と駆け寄り、抱っこをせがむ時期は本当に短いからです。(今、小学3年生の娘はもう駆け寄ってはきません笑)。だからこそ、この限られた時間に、思いきりの愛情を注ぎたいという思いが芽生えました。
そのような思いを抱えていた時、さまざまなきっかけが重なり、私は会社を辞め、個人として働く道を選びました。もちろん、収入の不安定さや、コネのない土地での新しい挑戦には不安もありました。しかし、なぜかその決断に迷いはなく、「なんとかなる!いや、なんとかする!」と覚悟を決めることができたのです。
【2】「やりがい」と「生活の安定」を両立する働き方を見つける
トレーニング指導者の仕事には、クライアントと共に目標を達成するという大きなやりがいがあります。しかし、その裏には、忙しいスケジュールや収入の不安定さ、家族との時間確保といったプレッシャーもつきものです。
そんな中、僕はまず【やらないこと】を決めました。それは、「家族と過ごす時間を最優先にする」という目的を基に、17時までの営業に限定したトレーニングジムを運営することです。これは、トレーニングジムのピークである夕方から夜を手放すという、大きな決断でした。同業の方なら、この選択がどれほどの覚悟を伴うか、ご理解いただけるかと思います。
とはいえ、【家族との時間を大切にする】という信念を持ってこの道を選びました。そのうえで、アスリート専用のジムにし、これまで培ってきた経験を最大限に活かせる環境を整え、自分の仕事自体にもやりがいを持てるようにしました。また、対面式だけでなく、オンラインでの指導を積極的に取り入れることで、クライアント数を確保し、収入の安定も図れるようになったのです。
【3】トレーニング指導者に必要な「キャリアデザイン」とは?
「トレーニング指導者としてのキャリアデザインは、どんな働き方や人生の選択をするかを、自分の頭でしっかり考えることから始まる」と僕は考えています。
多くの人が、「プロアスリートのトレーニング指導を長年やってきたからこそ、今の働き方ができるのでは」と思うかもしれません。確かにその経験は今、間違いなく役に立っていますが、ここで伝えたいのは、ただキャリアを積むだけでなく、人生そのものをどう設計していくか、という点です。
20代の頃、僕は「日の丸を背負ってプロアスリートを支える」という目標を胸に、キャリアをスタートさせました。スポーツ現場でトップアスリートたちと共に戦い、彼らの成長や挑戦を支えることは、自分にとって大きな誇りであり、やりがいであると考えていました。しかし、キャリアを積み重ねるにつれ、自分が目指しているキャリアの「頂点」がどこにあるのかが次第に見えてくるようになりました。
同時に、「このまま、その目標を追い続けることで、自分や家族の人生は本当に豊かになるのか?」という疑問も浮かびました。夜遅くまでの業務や週末を犠牲にする日々の中で、家族との時間や自分の健康を犠牲にしていることを感じることが増えていったのです。
【4】家族との時間とキャリアの見直し
「アスリートを支えることと同じくらい、家族のための時間も大切にしたい…」
その気持ちが次第に強まり、「キャリアの形を見直す必要があるのではないか」と考え始めるようになりました。その結果、僕は家族との時間を大切にしながらも、これまでの経験を活かせる働き方を追求する道へと進む決意をしました。
もちろん、不安も大きかったですが、今となっては良い決断をしたと確信しています。この時期に子どもたちや家族と過ごす時間が取れなかったら、僕自身の人生は非常に味気ないものになってしまっていたと思います。子どもたちに、僕が一人の大人として、親として伝えたいことはまだまだ山ほどあります。
しかし、そもそも、子どもたちと過ごす時間が少なければ、それを実現することは非常に難しいです。そうならないためにも、トレーニング指導者としてのキャリアデザインだけでなく、人として、夫として、そして子を持つ親としてのキャリアデザインを、【あの時】に考えることができたことは、僕にとって人生において本当に良かったと感じています。
まとめ
トレーニング指導者としてのキャリアにはやりがいがある一方で、不安定な面もあります。特に30代を迎える頃には、仕事と家庭のバランスを見つめ直す機会が訪れることでしょう。私自身の経験から得た気づきは、【キャリアデザインは、自分の働き方や人生の選択をしっかり考えることから始まる】ということです。
まずは、自分の価値観を再確認し、どのようなキャリアを設計したいのかを真剣に考えてみてください。あなたの選択には間違いはなく、その選択を肯定しながら人生を歩むことが大切です。他人の期待に応える人生ではなく、自分自身が望む人生を生きることができるようになることを心から願っています。
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僕自身の経験として、30代前半から、いや20代後半くらいには、自身のキャリアデザインについてきちんと考えておかないと、家族ができたり、自分の健康が変化するとたちまち立ち行かなる可能性があると思っています。自分は大丈夫!と僕自身はそのくらいの時期に思っていましたけど(笑)
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