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漠然とした不安の正体は? アスリートしか通わないジム経営のコツ その2

なぜ、僕は17時帰宅のジム経営者なんでしょうか?

それは、「家族揃って、晩ご飯を食べたいから」なんです。

えっ、それだけ?と思う方もいらっしゃるかもしれないですが、僕にとっては、非常に大きな理由です。そもそも、会社勤めのトレーニング指導者から、起業して自営業になった大きな理由がこれです。今回の記事では、そのときに考えたことについてお伝えしていきます。

目次

【1】 高く感じた起業のハードル

僕は、2020年6月から、会社勤めのトレーニング指導者から、起業して自営業でジム経営を始めました。その大きな理由が、冒頭の「家族揃って、晩ご飯を食べたいから」なんです。

前職では、朝8時には出勤し、夜は22時過ぎに帰宅みたいな生活が普通でした。独身の時や、子どもがいない時期は、それでも別に良いとは思っていましたが、子どもができてからは、育児や家事を妻に任せっぱなしになっている状態でした。

もちろん、妻のためにもという理由もありますが、僕自身が、子どもの寝顔しか見れない生活がこのまま続いてしまうのは、どうなんだろうなと思ったり、子どもの日々の成長を間近で感じることができないのもどうなんだろうな…と色々と考えるに至り、様々なタイミングが合致して、独立開業という選択をしました。

でも、独立開業するというハードルは、その当時の僕には高く感じ、独立しても、お客さんがいなかったら、きちんと稼ぐことができなかったら…という不安や恐怖がかなり大きくて、かなりのストレスを感じていました。

【2】 漠然とした不安のせいで身動きが取れない

この「不安」や「恐怖」というのがかなり厄介です。しかし、この不安や恐怖というものの多くは、「漠然としたもの」です。

例えば、当時、僕は、「稼げない、生活できないかも」という不安を抱いていましたが、実際に、『生活するためにどのくらいのお金が必要か?』ということを具体的に算出していませんでした

それにも関わらず、漠然とした不安をいただき、始める前から不安を募らせていました。しかし、自分の不安は漠然とていることに気づき、実際に、どの程度の生活費が必要なのか?を算出し、その上で、その生活費を捻出するためには、どの程度の収入が必要か?を理解することができました。

そうすると、漠然とした不安は、具体的になります。生活費が、月30万円必要であれば、30万円以上稼ぐことができれば、生活はできるわけです。じゃあ、『月30万円稼ぐには?』と、具体的に考えることができ、その後にとるべき行動が明確になります。

【3】 新規顧客10人はハードルが高い

月30万円稼ぐことができれば、これまでと同じ生活ができる、ということがわかれば、その後にとるべき行動が明確になります。

売上は掛け算です。【売上=単価×客数×頻度】

なので、この掛け算に基づき、決めていけば良いわけです。例えば、上記の月30万円の売上を目標にするのであれば、下記のような数式を導き出すことができます。

【¥300,000 = ¥5,000 × 10人 ×6回】
単価 ¥5,000で、10人の顧客が、毎月6回来てもらえれば、売上目標の30万円に到達。

このような感じで、掛け算に、必要な数値を入れ込めば、具体的にどのようなアクションを取れば良いかがわかります。そして、それに加えて、『条件』というものが入ってきます。

僕の場合は、【17時に帰宅する!】ということと、【アスリートしか対応しない】ということ。

この条件に基づくと、自ずと、数字が見えてきます。

17時に帰宅するためには、前回の記事の1日のスケジュールで動く必要があるので、1日:3枠、最大4枠です。となると、平日週5日、3枠で働いたとして、15枠です。それを月4週で計算すると、毎月、60枠が最大となります。60枠の営業で、¥300,000の売上を上げようと思えば、1枠あたりの単価が¥5,000で、達成です。

しかし、毎月、60枠の予約枠が全て埋まる!なんてことはないです。また、僕自身は縁もゆかりもない土地で、早々に新規顧客が来てくださるわけがありません。なので、僕は、MAX60枠のうち、◯%程度が埋まる努力をしようと考えました。(最初は特に難しいと考え、20-30%程度を見込んだと思います。)

そうなると、MAX60枠の20%なので、月12枠の予約枠が稼働するということです。上記の掛け算に基づくと、月12枠を埋めるために、週1回必ず来館される新規顧客の方を、3人確保できれば良いと理解することができました。

新天地で、新規顧客10人と考えると難しく感じますが、3人と考えれば、何とかなるんじゃないか?と僕は考えました。その後、僕はその3人を確保するために、色々なアクションを取りました。結果、その3人を獲得することができたのです。

このように、漠然とした不安を、具体的にしていくことで、自分が取るべき行動が明確になっていくのです。

【4】 売上目標を得るためには

新規顧客3名に、週1回必ず来館してもらうことで、12枠の予約を得ることができます。しかし、売上 ¥300,000を獲得するには、予約枠の20%の12枠では、売上自体も20%の¥60,000になってしまい、これでは、生活費が不足しまい、たちまち、閉店です。

そうならないように、多くの人たちは、新規顧客を増やすことや、営業時間を伸ばし、予約枠を確保しようとするのですが、それだと、僕が起業した1番の目的である、「家族揃って、晩御飯を食べる」ことを実現することができません。

そして、これでは、朝から晩まで働いていた以前と同じ働き方になるので、起業した意味が全くありません。むしろ、色々な補償があるという点では、会社員のままの方が金銭的には良いです。

 

じゃあ、どうしたのか?

【単価を最初から上げておく】ということを行いました。安くて良いものを提供できるくらいの力があれば良いですが、個人事業主で、それを行うと立ち行かなくなり、資金ショートです。

それらは、それができる大きな組織にお任せし、僕は、個人事業主としての立ち位置を理解し、そうでない戦略をとるしかなかったのです。となると、今回の目標売上 ¥300,000という設定においては、単価 ¥25,000という価格設定にしておけば、十分12枠で目標を達成できるということになります。そして、そこから顧客数が増えれば、それ以上の収入を得ることができるということになります。

【5】 大事なことは決めること

この記事で一番お伝えしたいことは、『決めることが大事』ということです。

僕の場合は、家族揃って、晩御飯を食べる、と決めたから、そのためには、17時くらいには帰宅できるような生活スタイルにしようというアクションを取ることができました。そして、17時くらいに帰宅できるような働き方にするには、どんな人と顧客にすれば良いのか? どんなサービス内容にすれば良いのか?どんな価格設定にすれば良いのか? 月どのくらい売上が必要か? といったことを具体的に考えました。

それら全ての意思決定が、自分自身。
それが、自営業の一番のメリットだと僕は考えています。

組織に所属していれば、自分が代表取締役でない限り、意思決定は上長です。僕は、その仕事の仕方自体を経験し、やはり自分人生の限られた時間を使う上で、判断を人に委ねないといけないことに意味を感じることができなくなりました。

同じ時間、自分の人生を生きるのであれば、自分自身が意思決定者になり、自分の人生に責任を負う…そのほうがずっと人生を楽しむことができるんじゃないかと考えるようになりました。

僕の気持ちがよくわかる人は、きっと起業し、会社を起こすことが向いている人だと思います。(なので、全ての人が向いているわけではないと僕は考えています)

ということで、ジム経営において、まず重要なことは決めること

やることを決める
そして、やらないことを決める

それが決まれば、あなた自身の有限な時間をもっと効果的、効率的に使うことができるはずです。決めれば、物事が動き出します。つまり、やると決めたことをやればいいだけなのです…

でも、なかなか、行動に移せないこともあります。それはなぜか?ということについては、今後の記事で紹介していきたいと思います。

 

 

 

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