チームで働きたいトレーニングコーチ、トレーナーのための資格制度である、ドームアスリートハウスチームパフォーマンスコーチ認定資格制度(以下、DAH-CTPC)@熊本 phase.3 を、先日、熊本YMCA学院で開催しました。
前回のphase.2に続き、今回、phase.3を開催しました。(phase.2に関する記事はこちら)前回の開催で、”受講者に、たくさんアウトプットしてもらうことの重要性”を大いに感じました。今回もその点を意識して開催し、受講者の皆さんにたくさん喋ってもらえるようにしました。加えて、今回、前回以上に感じたことがありましたので、それについてご紹介したいと思います。
受講者にたくさんアウトプットしてもらうことために
前回のphase.2(こちら)での振り返りを基に、「受講者にたくさんアウトプットしてもらうこと」に主眼を置いて実施しました。そのために、前回、準備していなかったワークシートを準備し、トレーニングプログラムを作成しやすいようにしました。また、より良いインプットを促すために、1日目の内容を踏まえて、2日目の模擬指導を行うために、”セルフスタディ”を行っていただきました。
それにより、1日目の内容を振り返り、その振り返りを踏まえて、模擬指導でのアウトプットの質を少しでも向上させることができるようにしてもらいました。
実際、このセルフスタディという課題は、マストではありません。しかし、このDAH-CTPCは、決して安くないコストをかけて参加されているため、”モノにしよう!”という意識が高い人たちの集まりであるため、これらの課題にもポジティブに取り組んでくださいました。
その結果、2日目の模擬指導でのアウトプットは、非常に質の高い内容になったことはもちろん、プログラムを作成しているときに悩んだこと、そして、実際にトレーニング指導しているときに感じたことなどが、具体的であり、かつ明確であったので、こちらも、それらの悩みや課題に対してのアドバイスしやすい状況となりました。
結果として、受講者としても、自分の悩んでいるところや課題が明確になり、それに対するアドバイスをもらえたことで、より良いインプットになったことは間違いのないことだろうと感じました。
良いインプットができるようになった一方、前回も参加している学生さんから、「これを実践する現場がないので・・・」といったことが聞かれました。
そうなんです。実際に仕事、職業として、トレーニング指導を行っている人たちにとっては、このような機会で学んだことを、すぐに実践し、確認する”場所”があるのですが、学生さんの中には、実際にそのような現場を持っていないことが多く、インプットしたことを実践する”場所”、つまり、”実践的にアウトプットする場所”を作る必要があると感じました。
また、実際に現場でアウトプットしたことの”結果”を報告し、そこから意見交換し、さらに良いアウトプットを行うための”継続的な教育ができる場所”も揃ってないことも改善していく必要があると感じました。
より良いアウトプットを促し、より質の高いインプットを促していくためには、上記、2点を必ずクリアできるような、フォローアップの体制を作ることが必要不可欠と感じました。
より良いインプットのために
より良いインプットをするためには、以下の2点が、必要不可欠だと考えています。
① インプットしたことをアウトプットする場所の提供
② アウトプットした結果をシェア、ディスカッションする場所の提供
これら、”2つの場所”を提供できるようにしていくことが、DAH-CTPCはもちろん、これからのセミナー開催においては、求められてくると考えます。
①に関しては、トレーニング指導を必要としているスポーツ現場と、トレーニング指導を行うトレーニングコーチをマッチングさせていくことが必要になってきます。
スポーツ現場においては、トレーニング指導が必要であるにも関わらず、コスト面や、トレーニング指導ができるトレーニングコーチを知らない、、、ということで、トレーニング指導の専門家ではなく、競技コーチや監督が、トレーニング指導まで行っているというケースは少なくありません。
一方で、トレーニングコーチ側は、トレーニング指導をしたいにも関わらず、そのようなスポーツ現場を自ら探すことができない、いわゆるコネクションがないことで、そのような機会を逃してしまってるケースが多いように思います。
また、前述した学生の場合は、東京都内など、都市部であれば、プロチームや社会人、学生チームなどでインターンシップという形で実践できる場所があるのですが、熊本など地方都市の場合はなかなか、そういったインターンシップができるような現場自体が少ないということが考えられます。
こういったお互いのニーズを繋ぐ働きを、誰かが担うことができれば、よりトレーニング指導のためにインプットする意識が向上していくように感じます。
その結果、スポーツ現場にとっては、最低限のトレーニング指導を行える人材を確保することに繋がり、トレーニングコーチ側にとっては、自分がインプットしたことを実践する場を得ることができるので、双方にとって、大きなメリットが生まれると思います。
②に関しては、オンラインを有効活用することで、すぐに解決できます。インターネット上で、グループページを作成し、アウトプットして得た結果をシェアすることで、それに対するアドバイスを受けながら、より良い結果を出していけるようになると思います。
また、結果だけでなく、悩みや課題などを相談していくことで、以前に同じようなことをで悩んだ人たちから的確なアドバイスをもらうことができると思います。
同じような志を持つ人たちの集まりであるからこそ、より具体的で、明確なアドバイスを得ることができることはもちろん、ポジティブで、アクティブなカルチャーを作っていくことで、より良いインプット、そして、アウトプットができていくように思います。
このようなグループページによるコミュニティを作ることで、養成プログラムを修了後も、継続的に相談をしたり、教育を受けることができる場所となり、受講者にとっては、非常に心強いパートナーになっていくはずだと思います。
実現に向け、僕自身が動きます
今回感じたことを基に、受講者がより良いインプットができる場所づくりを目指して、取り組んでいきたいと思います。
まず、DAH側にも協力を仰ぎ、オンラインコミュニティを作成し、継続的な教育を受けることができる体制を作っていきたいと思います。
また、学生さんや、トレーニング指導の現場を持たない方たちのために、そういった実践できる場所を提供できるよう、各種競技スポーツチームとの連携し、実践的な活動を行えるような体制を作っていきたいと思います。
後者に関しては、スポーツチーム側にきちんと価値を提供できるように、一緒に取り組んでいくという姿勢が必要になると思っています。そのため、スポーツ現場に、トレーニング指導ができる専門家を配置することのメリットや、それに伴うコストの発生の面など、多角的な視野で実施に向けた行動を図っていくことができればと思っています。
この実現には少し時間を有すると思いますが、これらの体制を整えることが、スポーツ現場や、トレーニング指導養成機関の双方にとって、大きなメリットになることを信じて、取り組んでいきたいとおもいます。
こんな人に受講してほしい!!
以上のように、DAH-CTPCはもちろん、THE BASE主催のセミナーでは、受講者により良いインプットをして頂くための施策を行っていきます。だからこそ、前回も記載しましたが、こんな人に参加してほしい!なということを、今回も記載しておきます。
・セミナー、カリキュラムを受講する動機づけ(WHY)が明確になっている方
・動機づけ(WHY)=課題としたときに、その課題解決方法(HOW)を知りたい方
・課題解決方法(HOW)から、自分に合う最適解を、自ら探し出そうとする方
・同じ場で学ぶ人たちをリスペクトした上で、建設的で前向きな議論ができる方
・僕が伝えることをアドバイスとして聞くことができ、それを応用しようという方
・自身がかけたコスト(投資)を回収しようという意識がある方
より質の高いインプットにしていくためにも、積極的にアウトプットする機会を設ける、そして、それを基に、シェア、ディスカッションができるようなコミニュティを作ることができるようにしていきます。
その結果、そこで得た知識やスキルをどう活かすか?ということが、非常に重要だと思います。自分だけのためでなく、人のために使うことができるか? いわゆる、「give and take」できるかが非常に重要になるでしょう。
より多く与えた人が、より多く得ることができる
このことを、理解して、学んでいくことができる人たちとともに、僕自身も成長し、かつ、自分がお世話になった、なっているスポーツ現場に還元していくことはもちろん、その結果として、社会貢献していくことができればと思います。
最後に
DAH-CTPCですが、今年は、残りphase4のみとなりました。phase2、3は受講できていないけど、このブログを読んで、ぜひ、多良から、DAH-CTPCを学びたい!という方は、ぜひ、受講してください。
DAH-CTPCが、実際に現場にたったあなた自身が強力にバックアップできるシステムになり得るはずです。そのためにもしっかりとインプットし、アウトプットできる機会を、自分の手で作ってみてください。自分で、自分の未来を切り開こうとしているあなたと、一緒に学べるのを楽しみにしています。
また、以前もご紹介しましたが、THE BASEが主催するセミナーでは、現在、基礎講座的なものをオンライン上で手軽に学べるようなコンテンツをイメージして準備しています。これは、座学はもちろん、実技についても同様に学べる機会が提供できるようにしたいと思っています。
そして、上記した、悩みや課題に関して、シェア、ディスカッションできる場所を作り、継続的な教育を受けることができるようなコミュニティを形成していきます。
2021年には、開講できるように準備を進めていますが、年内に、β版を運用しようと思っております。その際には、THE BASE会員の方から先行告知をしていき、受講者を低コストで活用できるようにしていこうと思っております。
そのため、会員登録されていない方は、ぜひ、下記のリンクから、ご登録お願い致します。
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