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「覚悟を決める」とは何か?——プロスポーツ現場で働きたいあなたへ

「覚悟を決める」

よく耳にする言葉ですが、いざ自分に当てはめて考えたとき、それがどういう状態を指すのか、実はよくわからないまま使ってしまっている人も少なくありません。

トレーニング指導者としてプロスポーツの現場に関わる上で、「覚悟を持って働く」ということは、ただの勢いでも気合いでもなく、明確な“行動”と“姿勢”に繋がるものです。

今日は、その「覚悟」とは何か、実際のスポーツ現場でどのようなことが求められるのかを、自身の経験に共にお伝えします。

【1】「覚悟」とは“責任を引き受ける”こと

一般的に、「覚悟」という言葉の意味は、「困難な状況や結果を予測し、それに対応できるようにする心構えをすること」や「何かをやり遂げるための強い決意」を指します。(引用元:こちら

プロスポーツの世界では、常に結果が求められます。
選手のパフォーマンスが落ちれば、チームの勝敗に直結します。
我々、トレーニング指導者は、その結果に基づき、トレーニング指導の質や管理体制が問われることも当然あります。

我々、トレーニング指導者にとって、覚悟を持つというのは、「自分の言葉と提案には責任が伴う」という意識を持ち、それに見合う行動をとるということになると僕は考えています。

例を挙げると…

試合前の重要な週、あなたが提案したエクササイズで選手がコンディションを崩したとします。
「僕がみているときは大きな問題はなかったから」「選手の希望で提案しただけだから」というふうに言ってしまえば、それは“覚悟がない”ということになります。
一方で、「自分の判断に誤りがあった」「今後はこう改善する」と、起きた現象に対して、自分が下した判断に対して、責任を引き受けて、次に活かせるなら、それが“覚悟”です。

【2】「覚悟」とは“時間の自由を手放す”こと

プロチームのスケジュールは流動的です。選手の状態、監督の方針、練習の進行状況によって、1週間のスケジュールも、当日のスケジュールもどんどん変わっていきます。

「夕方に予定があるので帰ります」
「オフはちゃんと週2でください」

もちろん私生活は大切です。しかし、チームや選手が必要とするタイミングに合わせられないというのは、現場における“甘さ”と見なされると僕は思います。もちろん、時代も変化しているので、そういったイレギュラーに対して、対応できるような組織運営ができている状態をチームが作ることも重要です。

ですが、なかなか、そこまで整備ができているところも多くありません。そんな中、1シーズンの業務委託契約を結んでいるのであれば、ある程度、このあたりはコミットする必要があると僕は考えています。(だって、選手は短い選手生命の中で1日1日を過ごしているわけですから。)

例を挙げると…

試合翌日、選手のコンディションチェックのために呼び出された時、自分の休日だとしても、それに応じて動けるか。覚悟を持って働く人は「これは任された自分の役割」として、自然と動いています。役割を遂行するためにチームと契約をしているわけですし、それに応じた報酬をもらっているのではないかと思います。契約形態はもちろん、個々で違うとは思いますが…

【3】「覚悟」とは“チーム全体を見て動く”こと

プロスポーツ現場では、自分のやりたいこと・理想だけで動くと、周囲との連携が取れず孤立します。

覚悟がある人は、「チームの中で自分が何を求められているのか」「今、この状況で優先すべきことは何か」を冷静に判断し、動けます。優先順位を明確に決めることができるかどうか?は非常に重要です。

やるべきことが明確でない場合には、目の前のことだけにフォーカスしてしまい、その場しのぎの行動に走りがちです。そうならないためにも、何を、いつまでに行うのか?ということをそれぞれの重要度や緊急度に応じて、優先順位を決めて取り組めるかどうかは重要です。

仕事が早い人はもれなく、この優先順位が明確です。仕事には常に相手がいるので、その相手の都合を見ながら仕事を進めることができます。自分の予定や都合だけで仕事をしているようでは、相手から信用も信頼wも得ることはできないと僕は思います。

例を挙げると…

コンディション的にトレーニングを止めたほうがいい選手を、監督が練習に参加させようとしている。そんな時に、選手の状態と試合までのスケジュールや回復などのバランスを考え、「監督、今日だけは制限して進める形にしませんか?」と意見を出せるかどうか。
これも“覚悟”がないとできない行動です。

まとめ:「覚悟」は口にするものではなく、行動に表れるもの

プロスポーツの世界では、“プロとしての振る舞い”が無意識に求められます。
気づかないうちに試されていることも多く、覚悟がない人は覚悟を持って仕事をしている人から見ると一目瞭然です。そして、結果的に、居場所がなくなり、自然と離れていくと僕は思います。

だからこそ、プロスポーツ現場に、今後、入って仕事をしたい!と思っている人は、今のうちから考えてほしいのです。

  • 自分の言動に責任を持てるか?
  • チームにとって必要な動きができるか?
  • 状況が変わっても柔軟に対応できるか?

こうしたこと一つひとつが、「覚悟を持って働く」ということに繋がっていきます。

“プロスポーツ現場”に入ってから覚悟を持つのではなく、
“プロスポーツ現場に立つ覚悟”を持って、今の準備を進めてほしい。

あなたが本気でその道を歩もうとするなら、その覚悟は必ずあなた自身の行動に現れてきます。
そして、その積み重ねが信頼に変わり、プロとして、プロスポーツ業界で生きていく力になると僕は思います。

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