トレーニング指導をしている中で、「自分のトレーニング指導が本当にクライアントのためになっているのか?」と不安に感じることはよくあります。特に経験が少ないと、自己満足になってしまっているのではないかという不安は避けられません。この記事では、そんな疑問を解決するために、僕が考えるポイントついてご紹介します。ぜひ、あなたのトレーニング指導に役立てることを期待しています!
目次
【1】クライアントの反応を観察する
- ポジティブな変化を確認
クライアントの姿勢やエクササイズフォーム、動きが改善しているかを注意深く観察しましょう。また、クライアントがトレーニング後にどのような感想を持つかも大切です。満足してもらえているのか?、どこかで改善が必要と感じていないのか?などをクライアントの表情や様子などから感じ取りましょう。ただきついだけ、ただトレーニングプログラムを消化するだけのセッションでは、クライアントさんは継続することができません。きつい中にも、相手の状況に合わせた声掛けやコーチングをしていくことが非常に重要です。 - 進捗をモニタリングする
目に見える形で進捗をモニタリング(例えば、パフォーマンスが向上している、筋肉量が増えている、体調が良くなっているなど)できるようにすることで、自分のトレーニング指導が効果的かどうかを確認できます。しかしながら、無駄にたくさんモニタリングしても、クライアントの負担になるだけなので、クライアントのニーズに沿って、必要なものだけを厳選して実施していくとい良いでしょう。
【2】クライアントにフィードバックを求める
- 定期的なコミュニケーション
クライアントに、トレーニングが効果的か、どう感じているかを尋ねましょう。時には、自分のアプローチや方法を見直すためにクライアントからのフィードバックが非常に重要です。具体的に何が良かったか、どこが改善点なのか?をヒアリングしたり、アンケートを取ったりして、確認していくことが重要です。そして、それのフィードバックをその後のトレーニング指導にしっかりと反映させていくことがトレーニング指導の質の向上にも繋がります。
【3】自分のトレーニング指導方法を見直す
- クライアントに合わせたアプローチを取る
同じトレーニング方法を全員に適用するのではなく、個々のクライアントの目的や体調、トレーニングレベルに合わせて指導をカスタマイズしましょう。これにより、自己満足ではなくクライアント中心の指導ができます。
注意が必要なことは、我々、トレーニング指導の専門家が、セミナーなどで仕入れた《最新の〇〇》なんていうメソッドは、実はクライアントさんは求めていないことが多々あります。そのあたりはしっかりと相手を観察しながら、対応した方が良いと僕は考えています。 - 基本を大切にする
しっかりとしたエクササイズフォームや動作の指導が、最も基本的で効果的なアプローチです。自己満足で難易度の高いエクササイズに偏らず、基礎を大事にすることが大切です。
誰でも知っているようなことでも、相手の状況に合わせて、効果的に説明し、インストールすることができることが、トレーニング指導においては非常に重要だと僕は考えます。誰でも知っていることを、誰よりも質が高く提供できるように心がけてトレーニング指導をしてみてください!
【4】自分のトレーニング指導を振り返る
- 動画で振り返る
自分のトレーニング指導を録画して後で見返すことで、どこに改善の余地があるかがわかりやすくなります。クライアントにとって、トレーニング指導がどのように感じられているのかも客観的に理解することができます。 - 指導内容のレビュー
他のトレーニング指導者や経験豊富なトレーニング指導者に、コンサルティングをお願いし、指導内容をレビューしてもらうことも有効です。自分のトレーニング指導方法に対して外部の視点を得ることで、改善点を見つけやすくなります。
【5】学び続ける姿勢を持つ
- 自己研鑽を続ける
トレーニング指導の原理原則はもちろん、実践方法などを学び、常に自分の知識をアップデートしていくことが重要です。セミナーやワークショップ、書籍を活用して、自己満足に陥ることなく、より深い知識とスキルを身につけましょう。
しかしながら、この際、注意すべきことは、自分のクライアントのニーズにあった学びを行うということ。ニーズに合わないものを学んだところで、それは、【努力の方向性の間違い】になります。努力は正しい方向で、正しく実施していくことを心がけましょう。
【6】自分の成長とクライアントの成果をリンクさせる
- クライアントの成長と自分の成長
クライアントさんが目標を達成していくプロセスを見守ることが、トレーニング指導者としての大きな喜びです。自己満足を防ぐためには、クライアントの成果を自分の成功として捉え、常に双方の成長を意識して、取り組んでいきましょう!
まとめ
トレーニング指導が自己満足に終わらないようにするためには、クライアントの反応を観察し、フィードバックを求め、自身のトレーニング指導方法を適宜、見直していくことが大切です。自己満足に陥らず、常にクライアントの成果を最優先に考えることが、プロフェッショナルなトレーニング指導者へと成長する鍵となると僕は考えています。
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