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【現場で働きたい人向け】「プロで働きたい」だけでは足りない。現場が求めている人材とは?

「プロチームでトレーニング指導したい」
「いつか、プロアスリートをサポートしたい」

そのために
・資格をとった
・トレーニング指導の勉強をしている
・SNSや書籍・論文を見て、知識を増やしている

でも、「実際にプロスポーツの現場では、どんな人材が求められているのか?」ということについて、きちんと理解して、努力を重ねている人は少ないかもしれません。

この投稿は、僕が先日、プロ野球チームで、つい最近まで活動をしていた、もしくは、現役で活動されている方たちと話をする機会があり、その中で感じたことについて、整理してみました。

この記事をきっかけに、明日からのアクションが変わることを期待しています。

【1】「プロの現場=トレーニングの知識」ではない

僕が若い時は、「プロのスポーツ現場で働こうと思ったら、より高度な専門知識をつけなければいけない」と考えていました。

おそらく、この記事を読んでいる人の中にも、同じように考えている人は少なくないとお思います。

もちろん、専門的な知識は必要です。

トレーニング指導者であれば、トレーニングに関する知識や、身体についての理解がなければ、選手に適切なサポートをすることはできません。

ただ、僕は、それだけではないと考えています。今回、話を伺った方たちからも同じような言葉を伺いました。

その中のお一人に、直球で、「採用するときに、どんな人材を求めるんですか?」と伺ったところ、「変化することを恐れない人」という言葉をいただきました。

これは、非常に示唆に富んだ言葉だなと僕は感じました。

知識を深めれば深めるほど、その分野に関しての専門性は高まります。

だからこそ、若い頃の僕は、
「もっと勉強しなければ」
「もっと専門知識を身につけなければ」
と考えていました。

しかし、実際のチームや組織では、自分の専門分野のことだけを深く理解していれば、それだけで仕事ができるわけではありません。

例えば、

・選手とのコミュニケーションをとる力
・その場の状況を見て判断する力
・他職種のスタッフと連携して仕事をする力
・現場で起きる様々な問題に対応する力
・自分の考えを相手に伝える力
・相手に合わせ、トレーニング内容や伝え方を変える力

こうした能力も、現場では求められます。

自分の専門性を高めることは大切です。

しかし、「自分の専門性を、チームの中でどう活かすのか?」という視点を持つことも、同じくらい重要なのだと感じました。

例えば、トレーニングに関する知識がどれだけ豊富だったとしても、それを選手に分かりやすく伝えられなければ、実際の行動にはつながりません。

また、自分の考えを持っていたとしても、コーチングスタッフやメディカルスタッフ、他のパフォーマンススタッフと共有し、意見を交わしながら進めることができなければ、チームの中で十分に力を発揮することは難しいでしょう。

つまり、プロスポーツの現場で求められるのは、「専門性の高い人」だけではなく、「専門性を持ちながらも、状況応じて、変化し、周囲と協働できる人」なのだと思います。

【2】現場が求めているのは「○○できる人」

上記した点である「変化する」というのは、単純に新しい知識をたくさん覚えることではありません。

・自分のやり方が通用しない場面に出会ったときに、やり方を変える

・自分とは違う考えを持つ人と仕事をするときに、相手の意見を理解する

・これまで経験したことのない問題が起きたときに、考え、試してみる

上記のように、状況に応じて、自分自身をアップデートできることなのだと思います。

だからこそ、「プロスポーツ現場で働きたい」と思っている若い人たちには、専門知識を身につけることだけを目標にしてほしくありません。

もちろん、勉強はしてください。

でも、それと同時に、

・実際に人をトレーニング指導してみる。
・チームで仕事をしてみる。
・自分とは違う考えを持つ人と関わってみる。
・そして、うまくいかなかった経験から、自分のやり方を振り返り、そして、必要に応じて、変えてみる。

そうした経験の積み重ねが、いつかプロスポーツの現場で求められる力に繋がっていくのだと思います。

重要なことは、「何を知っているか」だけではなく、「変化することができるか」。今回、話を伺いながら、僕自身も改めて考えさせられました。

プロスポーツの現場を目指すのであれば

①目標としている場所がどんな人材を求めているのか知ること

②その上で、そのニーズと今の自分の間に、どんなギャップがあるのかを考えてみること

③現状とニーズのギャップを一つずつ埋めていくこと

上記のことを考え、取り組んでいくことが、今いる場所から、プロスポーツの現場へ近づいていくために必要な努力なのかもしれません。

【3】では、今の自分は何をすればいいのか?

では、一体、今いる場所から、プロスポーツの現場に近づくために何をすればいいのでしょうか?

「プロスポーツの現場で働きたい」と思ったとき、いきなりプロチームに入ることだけを考える人が多いでしょう。

しかし、そうではなく、「今の自分の環境で、プロで求められる能力をどう身につけるか?」を考えてみてはどうでしょうか?

例えば、

・学生アスリートを指導する
・スポーツチームの指導を経験する
・10人、20人、30人を同時に指導する経験を積む
・限られた器具でプログラムを組む
・選手との会話を増やす
・トレーニング指導後に毎回しっかりと振り返る
・他のトレーニング指導者からフィードバックをもらう
・自分のトレーニング指導を言語化する

などです。

ここに記載したことは、決して難しいことではありません。

すでにその環境にあるのであれば、その環境で、【プロスポーツ現場で通用する基準に高めて実行する】ことができれば良いでしょう。

そういった環境がなければ、学生アスリートやチーム指導を経験させてくれるような環境を自分で探し、そこで、インターンとして、経験を積ませてもらうようにお願いするのも明確な行動だと思います。

「プロチームに行ってから身につける」のではなく、「プロチームに行く前に身につけておく」ということが非常に重要である、ということは、ぜひ、忘れてほしくないと僕は考えています。

【4】「現在地」を確認する

さて、ここであなたに質問です。

今、あなたはプロスポーツの現場で何ができますか?」と聞かれたらどうでしょうか?

  • 1人の選手なら指導できる
  • でも、20人になると難しい

  • トレーニングの知識はあり、トレーニング指導はできる
  • でも、トレーニングプログラムを作るのは難しい

  • フォーム修正はできる
  • でも、選手とのコミュニケーションに自信がない

  • 勉強はしている
  • でも、実際の現場経験が少ない

おそらく、上記したように、「できること/できないこと」が、あなたにはきっとあると思います。

「できないこと」はあって当然です。しかし、「できないこと」が明確になっていなければ、対応のしようがありません。

つまり、重要なことは、「できないことを自分自身で把握し、自分の現在地をしっかりと理解している」ということです。

そのためにも、まずは、あなた自身が「何ができて、何ができないのか?」を明確にする努力をしてみてください。

【5】努力の方向を間違えない


以前のブログでも記載していますが、【努力は方向性】を持っています。そのため、「どこに向かって努力するのか?」が重要です。

例えば、「資格をもう一つ取る」ことが必要な人もいます。しかし、一方で「資格取得より、まず100人の選手をトレーニング指導してみる」ことが必要な人もいます。

つまり、自分の現在地によって、必要な努力は違う。というです。

それを理解せずに、最新の知見だから、カバーしておかないと!なんて考えて、ひたすら、手当たり次第に、セミナーに参加したり、書籍や論文を見ていても、無駄な努力に終わってしまうかもしれません。(ある意味、必要な努力ではなかったと知れる意味では必要な努力かもしれませんが…)

だからこそ、重要なことは、努力は、目標に向かって行う必要があるということです。

それは、つまり、【目標から逆算した努力を行う必要がある】ということです。

それさえ、間違わないければ、その努力は必ずあなたを助けてくれると思います。

【6】目標から逆算した努力を行う

「プロスポーツの現場で働きたい。」その気持ちは非常に大切です。でも、目標を眺めているだけでは、なかなか近づくことはできません。

大切なのは、

「その現場では、どんな人が求められているのか?」を知ること。

・そして、「その人材になるために、今の自分には何が足りないのか?」を考えること。

・そして、その上で、そのギャップを一つずつ埋めていくこと。

これが、僕の考える「目標から逆算した努力」です。

だからこそ、今、プロスポーツの現場を目指している人にやってほしいことは、実はとてもシンプルです。

やってほしい、3つのこと

#1:現場のニーズを知っている人から聞くこと

#2:自分が何ができて、何ができないのかを明確にすること

#3:ギャップを埋めるための努力をコツコツとやり続けること

とてもシンプルです。しかし、これができれば、確実に、チャンスは生まれます。

そして、もう一つ。これを読んでいるあなたへ伝えたいことがあります。

「わからなければ、聞けばいい。」ということです。

プロスポーツの現場で働きたいのであれば、実際にその世界で働いている人に聞けばいいです。

ただし、何でもかんでも「教えてください」ではなく、

・自分なりに調べる。
・自分なりに考える。
・その上で、分からないことを聞く。
・相手の時間を大切にしながら、素直に教えを乞う。

そういう姿勢を持っている人には、きっと手を差し伸べてくれる人が現れます。

なぜなら、今、プロの現場で働いている人たちも、最初から何でもできたわけではないからです。

自分も誰かに教えてもらい、助けてもらい、チャンスをもらいながら、今の場所にたどり着いているからです。

だからこそ、「この人なら応援したい」と思ってもらえる人になることが大切なのだと思います。

逆に、どれだけ知識やスキルがあっても、

・人の話を聞かない
・相手の時間を大切にしない
・教えてもらうことを当然だと思っている

そんな姿勢では、なかなか応援してもらうことはできません。だから、一度、自分自身に問いかけてみてください。

「もし自分が今の自分に出会ったとしたら、自分はこの人を応援したいと思うだろうか?」

プロスポーツの現場で求められるのは、知識やスキルだけではありません。

「この人と一緒に仕事をしたい」
「この人なら応援したい」

そう思ってもらえる人になることが、極めて重要です。(だって、チーム・組織で働くので…)

そして、自分の現在地を知り、足りないものを一つずつ埋めていきましょう。

目標に近づくために必要なのは、特別なことではありません。今いる場所で、自分にできることを一つずつ積み重ねること。

その積み重ねが、次のチャンスに繋がっていくのだと、僕は考えています。

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